番組表
Reらいふ
2015年10月27日
澄み切った秋空 “星にロマンを”(10月26日放送)
空気が澄んだ秋空におススメ、星観察というと夜空を想像しますが、昼間でも楽しめる星空観察の話題を紹介します。
県内にある3つの天文台の1つ、都城市高崎町のたちばな天文台を訪ねました。
たちばな天文台の蓑部樹生さんは、星空観察会を開くなど子ども達に天体観測の楽しさを伝える活動を続けています。
蓑部さん)
「昼間でも青空の中には確実に星が輝いている。望遠鏡で見るとみなさんびっくりする。」
天文台のドームには直径50センチの巨大な望遠鏡が。
七夕の織姫星として知られる「こと座のベガ」
望遠鏡をのぞいてみると、太陽の明るい光の中でもはっきりと輝いて見えます。
蓑部さん)
「夏の夜のダイヤモンドと呼ばれています。」
そして「うしかい座のアルクトウルス」
麦が熟する頃きれいに見えることから「麦星」ともいわれます。
蓑部さん)
「37年前の光を見ている。星の光は常に過去が見えている。」
そしてひと際大きく輝くのが「金星」
小さな双眼鏡でも見つけられ、天気がよければ肉眼でも確認できます。
蓑部さん)
「1つ1つ個性がある。その個性を楽しむのも1つの方法です。」
天文台には、プラネタリウムもあります。
これからの季節、夜空に見られる流星群を観察するコツを教えてもらいました。
蓑部さん)
「11月にはおうし座、12月はふたご座流星群と続く。大事なのは力入れない。リラックスして視野広げて自分が決めたところを見る。浮気、よそ見しない・・・」
また十分な寒さ対策も大切です。
風にあたりじっとしていると体感温度はかなり下がるので、上着や靴下を多めに持っていくとよいそうです。
蓑部さん)
「夜も昼もいっぱい星が。そこにはロマンもたくさん広がっている。心ときめかせ楽しんで下さい。」
天文台では、晴れている日は日中も天体観測を随時行っています。
夜だけでなく昼間も空を見上げてみてはいかがでしょう。
■問い合わせ
都城市高崎町
「たちばな天文台」木曜休み
TEL:0986-62-4936