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Reらいふ
2015年10月28日
野菜のおいしさアップ 主婦の味方”重ね煮”(10月27日放送)
いつものスープ、もっと美味しくのみたいなあ。そんな方におすすめするのが、重ね煮です。
重ね煮は、より野菜の甘さやうまみを引き出す料理法として、マクロビオティック料理などで使われています。
教えてくれるのは、ベジ料理研究家の小畑佳奈子さんです。
野菜は、土の中で育つものは体を温め、太陽に近いものが体を冷やすものと考えられています。
重ね煮は、鍋の中でバランスをとろうというもの。火に近いところに、体を冷やすもの、体を温めるものは火から遠いほうに重ねて蒸し煮をしていきます。
ポイントは、食材を重ねる順番です。
具体的には、鍋の底から、きのこ類、葉物などの果菜類、根菜類。
根菜類のなかでも土の中で浅く育つものの上により深い場所で育つ野菜をおいていきます。
きょうは、かぶの葉を葉物の代わりに、こちらの食材をつかったスープを作ります。
無農薬の野菜が手に入るときは、栄養がある皮もそのまま一緒にいれます。
適当な大きさにきり、順番に重ね、塩を入れます。こげない程度の水をいれ、あとはふたをして15分ほど蒸し煮をします。鍋も厚手の鍋を使ったほうがいいです。
こちらは、蒸し煮した状態のものに、水を加え、塩で味つけしたスープ。
野菜のうまみも凝縮しているから美味しいとおもいますよ!
重ね煮の魅力は、その応用力。
冷ましてミキサーでまぜ豆乳でのばせばポタージュにもなり、味噌をまぜれば出しいらずの味噌汁に。
また、カレー粉と水を加えればカレーにも変身します。
蒸し煮にした状態でつくりおきもできますし、あますところなく使えます。
小さいお子さんの離乳食から、高齢者の介護食までぜひ、おいしいスープを試してみてください簡単に美味しさがアップする重ね煮、旬の食材であたたかいスープはいかがでしょうか。