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Reらいふ
2015年11月05日
いい歯の日を前に 正しい歯のケアで体も健康に(11月4日放送)
11月8日はいい歯の日
それを前に、今日は改めて歯の健康についてお伝えします。
尾田リポーター)
皆さんは歯とお口のケアに、どれくらい気を使っていますか?
今日は、体の健康にも大きく影響すると言われる、歯の健康についてお伝えします。
歯科医師で、県の健康増進課、森木さんに、歯と体の健康について伺いまいした。
森木さん)
『まず歯周病は、糖尿病、動脈硬化、心臓病のリスクが高くなります。
糖尿病については、歯周病の治療をすることで、血糖値をコントロールしやすくなる事がわかっています。
そして、むし歯は、重度になると、血液中に菌が入りこんでしまう事があり、心臓で炎症を起こして亡くなるケースもあります。
この他、高齢者は、口の中が汚れていると、菌が気管に入り、誤嚥性肺炎を起こしやすくなるので十分注意して下さい。』
さらに、妊婦さんも要注意です。
女性ホルモンの影響や、つわりで歯磨きができないなどの理由で、妊娠中はむし歯や歯周病になりやすく、歯周病により、早産のリスクが高まるという報告もあります。
また、赤ちゃんにむし歯をうつしてしまう恐れもあるので、安定期に入ったら、必ず妊娠中である事を伝えた上で、歯科健診を受け、必要な治療をしてもらいましょう。
市町村によっては、健診費用の補助があります。
尾田リポーター)
歯周病の主なサインはこちら。
歯茎の腫れや出血がある、時々、歯が浮いたような感じがする歯茎が痩せて、歯が長くなったような気がする。
このような症状がある方は、歯周病かもしれません!
すぐに歯医者さんに相談しましょう。
森木さん)
『実は、歯周病の最も効果的な予防法は、丁寧な歯磨きです。
毎食後ではなくても、一日一回寝る前にじっくりと、できれば4分以上磨いて下さい。
フロスなどのグッズも活用するといいと思います。』
長く磨くためのコツは・・・
初めから歯磨き粉をつけない事。
じっくりブラッシングした後、仕上げに虫歯予防効果を期待して、フッ素入り歯磨き剤を使うと、無理なく磨けます。
是非今日から実践してみて下さい。
尚、県では11月8日、いい歯の日に、キャンペーンを行います。
宮交シティー会場では、歯の健康相談や、虫歯予防の為の、ぶくぶくうがい体験、グッズの配布などを実施、みやざき犬もやってきます。
尾田リポーター)
会場では、このミネラルウォーターの試飲もあるそうですが、これはどうしてですか?
大村さん)
『はい。ミネラルウォーターには、自然にフッ素が入ったものが多いんです。
フッ素というと、むし歯予防の為に歯に塗ることで知られていますが、実は、WHOが一番に薦めているのは、水道水のフッ素濃度を、むし歯予防に適正にして、日常的に飲む事なんです。』
『今回ミネラルウオーターを会場で試飲して頂くことで、こういう予防法がある事を知って頂ければと思います。』
体の健康を大きく左右する歯の健康。
いい歯の日を前に、歯科検診や歯磨きの大切さを、改めて見直してみて下さい。
■問い合わせ
宮崎県 健康増進課
TEL:0985-44-2621