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Reらいふ
2015年11月13日
糖尿病を正しく知り予防を!11月14日は世界糖尿病デー(11月12日放送)
糖尿病は、今や世界の人口の約8.3%、3億8200万人が抱える病気です。
合併症などが原因で死亡する人が年間510万人以上。早期発見早期治療が大切です。
きょうは、糖尿病予防について宮崎市保健所健康支援課で伺います。
Q.日本の糖尿病患者はどのくらいの数なんですか?
日本人の5人に一人は糖尿病、または糖尿病の予備軍と言われています。
最初のうちは自覚症状がほとんどないので、気が付かなかったり、気が付いても治療せずに進行する場合が多いようです。
進行すると様々な合併症を引き起こす可能性があり、失明したり、手足を切断しなければならない場合もあるとても恐い病気です。
ここで、びっくりデータその1
宮崎県の糖尿病患者数は、全国で男性第11位。女性は、第3位です。
車で移動することが多い宮崎県民は、運動不足になりがち、またアルコール摂取量も多く、肝臓の代謝が悪くなることなどが原因で、糖尿病になる可能性が高くなっているようです。
びっくりデータその2
宮崎県は「お菓子の購入率」が全国第1位で、10才女子の肥満率は全国第1位、男子は第2位になっています。
糖や塩分などの摂取量に対する運動不足や、野菜不足が原因だと考えられます。つまり、40才以上の患者が多い糖尿病ですが、子どもや若い人でも、生活習慣が乱れれば、年齢に関係なくかかる可能性があります。
気をつけたいことは・・・
急いで食事をすると、「インスリン」の分泌が血糖値の上昇に間に合わず、糖尿病になりやすいと言われています。
1回の食事に20分~30分は時間をかけ、一口で30回~50回は噛むことを心がけましょう。
また、最初に野菜を食べることで、糖の吸収が抑えられます。食物繊維の多い生野菜や海藻を先に食べるように心がけましょう。糖分の入っていない野菜ジュースを飲むだけでも効果的です。
さらに3~4日間で合わせて1時間ぐらいの運動を心がけましょう。
簡単な柔軟体操や、腕を振りながらの踏み台昇降がおすすめです。上がった血糖値を下げるため、食後30分からの運動が理想ですね。
世界糖尿病デーは、宮崎市民文化ホールでスロージョギング健康法や食事療法などの市民公開講座が開かれるほか、イオンモール宮崎では無料血糖値測定も行なわれます。
糖尿病に対する知識を深めることが、自分や家族の健康にもつながりますね。
ぜひ、参加してみてはいかがでしょうか。