番組表
Reらいふ
2015年11月25日
企業や子育てママも注目 大人のための絵本の魅力(11月24日放送)
絵本は、子どものためのもの…そう思っていませんか?
実は、今、企業研修にも使われるなど、大人のための絵本が注目されているんです。
宮崎市で、絵本の魅力を大人にも伝えよう と活動しているグループ「りんごんとう」。
集まったのは、30代から60代の大人ばかりです。
大人は絵本を通して、癒し、気づき、忘れていた大切なことを思い出すといった体験ができます。
そんな大人だからこその楽しみ方を多くの方に体験してもらいたくて、「大人に絵本広め隊」として活動しています。
今回読んでいるのはこちらの「ええところ」という絵本です。
「自分には良いところが一つもない」と落ち込むあいちゃんと、あいちゃんのいいところを一生懸命探して伝えようとするともちゃんの姿を、子どもらしい素直な言葉と美しい色彩の絵で描いている本です。
りんごんとうのお二人は、シンプルで、暮らしを豊かにしてくれるメッセージが込められた絵本だからこそ、大人に「響く」ものがあるといいます。
Q.絵本の楽しみ方
大人は目で文字を追ってしまいがちですが、読んでもらう時には絵を存分に味わっていただきたいと思います。そうすると、自分で黙読した時とは違った感情が湧きあがってくることがあります。
ストーリーは単純でも、人によって受け止め方が全く違うのが、絵本の魅力の一つなので、そのとき自分が感じたことを大切にしてほしいなと思います。
来月19日には、宮崎市でこの活動を全国で広げている岡田達信さんの講演会も開かれます。
県内の図書館では高齢者に絵本の読み聞かせや紙芝居を行うところもあり、幅広い年代で絵本の魅力が再注目されています。
大人が絵本で自分の時間を楽しんでほしいということと、読んでもらう心地良さを体験することで、今度は自分が家族に読んでほしいと思います。絵本を通して、世代がつながるのも素敵なことだなあと思っています。
まずは、日頃の自分へのご褒美に。また家族で読み合う楽しさを、秋の夜長に体験してみてはいかがでしょうか。