番組表
Reらいふ
2015年12月11日
住みやすい地域づくりを目指して!認知症の人にやさしい図書館(12月9日放送)
こちらに並んでいるのは、すべて認知症に関する本です。
こちら日向市大王谷コミュニティーセンターの図書室では、月一回、認知症の人に優しい図書館という企画が行われていて、認知症の方やその家族のサポートを行っています。
これは日向市社会福祉協議会が行っているもので、今年10月にスタートしました。
日向市では医療、福祉、地域住民の連携のもと、認知症の人や家族を地域で支える仕組み作りに取り組んできた。新たな地域支援事業として、九州保健福祉大 学の小川教授のサポートのもと、今回のプロジェクトに参加しました。
認知症に関する書籍を集めて常設。来館した人が自由に本を取れるようになっています。 専門のスタッフによる相談対応や情報提供、地域住民に対する認知症を正しく理解していただく為の啓発活動を行っています。
もし、自分がまたは家族が認知症になったらどうすればいいのか、不安ばかりが先立つもの。本の知識を元に、自分だけでは無いという事を知り、気持ちの変化が生まれると言います。
おススメの本をご紹介頂きます。
こちらは、「mamaさんはアルツハイマーです。」という本です。若年性アルツハイマーの母の面倒をみている娘のブログ。
また、こちらは「大好きだよキヨちゃん」孫とおばあちゃんのやりとり。認知症の症状がわかりやすく表現されています。
教材にも使用されているまた本には内容を紹介するスタッフ手作りのポップが付いているので、本を選びやすくなっています。
また当日は社会福祉士の資格を持つ専門家などが、心配事や悩み事の相談を受け付けています。
全国的にも珍しく始まったばかりの取り組み。認知症になっても住み慣れた地域で自分の人生を送る事が当たり前に出来る様な地域を住民と一緒に作っていきたいです。
毎月一回開かれている、認知症の人にやさしい図書館。今月は11日金曜日の開催で、午前中には認知症サポーター養成講座も行われます。認知症について正しい知識を持ち、将来安心して暮らしていけるよう、このような機会を是非積極的に利用してみて下さい。
詳しくは日向市社会福祉協議会までお問い合わせ下さい。
■問い合わせ
日向市社会福祉協議会
0982-52-2572