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Reらいふ
2015年12月23日
初詣で役に立つ「神社参拝」の心得(12月22日放送)
きょうの話題は、初詣で役に立つ「神社参拝」の心得です。
今年も残すところあとわずか。
こちら宮崎市の小戸神社も正月に初詣客を迎える準備が進んでいます。
今回はこちらで、知っておきたい神社参拝の手順、心得について伺います。
神社を訪れた時、最初に通るのが参道入り口の鳥居。
成井リポーター)
今まで何気なく通ってた鳥居、ここで心がけたいことは何ですか。
串間さんのコメント)
鳥居の真ん中、人ひとり通るぐらいの幅は、正中(せいちゅう)と呼ばれ、神様の真正面に当たる道です。
鳥居の前で一礼した後、参道へは左足から進み正中をはずして、下手となる左側を通るようにします。
次に手水舎(てみずしゃ)に立ち寄ります。ちょうずやともいいます。
串間さんのコメント)
ここでの一連の動作は、ひしゃくにすくった1回分のお水で、全てを行なうのが基本です。
左手・右手の順で水をかけ、左手にためた水で口をすすぎ、もう一度左手に水をかけます。
ひしゃくを立てて柄の部分に水を流して持ち手を洗い清めます。
次は門をくぐりますが・・・
串間さんのコメント)
帽子や手袋、コートなどの防寒具ははずします。ここは家の玄関だと考えてください。
一礼した後、やはり左側を通ります。
そして神前に着いたら、軽く一礼し、お賽銭を入れて、鈴を鳴らします。
腰から深く曲げて二礼します。
手を合わせて少し右手を下にずらして、二拍手。
もう一度腰を曲げて一礼し、軽く頭を下げ退きます。
成井リポーター)
この動作の中、どのタイミングで願い事をすればいいのでしょうか。
串間さんのコメント)
「願い事」というのはお参りをしようと思った段階で、自分の中で確認できてるはずです。
特に流れを止めて長々と願い事を唱える必要はありません。
神社とは、本来ご利益を求めてお参りするものではなく、例えば 子どもが母親に会いに行った時、「ありがとう」という感謝の気持ちがあふれてきますよね。
その気持ちと同じです。
願うというよりは、 自分の「今」を確認しながら、心を込めて手を合わせることが大切です。
ですから、初詣はまず、地元の氏神様に家族そろってお出かけ頂き、感謝の心を確認するのが一番かと思います。
県内にある神社は653カ所。
宮崎県神道青年会が作成したサイトには、写真入りで すべての神社が紹介されています。
近くの神社がどこにあるかわからない場合は、ぜひ検索してみてください。
2016年の初詣、まずは近くの神社に家族そろってお参りし、自分の心の中の感謝の気持ちを確認したいものですね。
■問い合わせ
宮崎市
小戸神社
TEL:0985-23-6684