番組表
Reらいふ
2016年01月18日
「防災士」の役割は?(1月15日放送)
きょうから始まった「防災とボランティア週間」
災害でのボランティア活動や防災活動について認識を高めようと国がすすめています。
児玉リポーター)
「防災について改めて考えるきっかけにしたいものですが、災害時に備えてしっかりとした知識を持つ「防災士」をご存知ですか?」
宮崎市にある、NPO法人宮崎県防災士ネットワークは、2年前から防災士の活動をサポートしています。
伊藤さん)
「防災士は、減災・防災に関する知識・技能が十分備わった方を防災士として認められている。」
防災士の役割は大きく3つ。
・災害時に消防や自衛隊などの公的支援が到着するまで、被害軽減のため活動をする。
・災害発生後にボランティアと協力して被災者支援や避難所の運営などを行う。
・平常時には地域や家庭の防災・減災対策の実施などです。
県内の防災士は、近年大きな災害が増える中、年々増加していて、去年3月末時点で2454人となっています。
2年前に防災士の資格を取った伊藤さん、防災士になろうと思ったのにはわけがありました。
伊藤さん)
「平成17年の台風14号で私の地域が大洪水・水害にあって、仮に災害が起きたときに出来るだけ被害を小さくするためにはどうすればいいかということを考えるためには、防災についての知識を身につけておかないと」
この経験から伊藤さんは、年に2回、地域の人に防災や減災対策をアドバイスする防災訓練を行っています。
そんな伊藤さんに災害時に役立つアイテムを教えてもらいました。
伊藤さん)
「それは…ラップです。」
使い方はさまざまです。
まず、食器に巻いて使うことで、使用後にラップだけ捨てれば、洗わずにまた、その食器を使うことが出来ます。
伊藤さん)
「非常時に水は貴重なもの。貴重な水を使わなくてすむということで」
このほか、けがをした際には、タオルの上からぐるぐる巻けば包帯代わりに。体に巻けば防寒にもなります。
みなさんも非常持ち出し袋にはラップを入れておきましょう。
伊藤さん)
「県民の皆さんに防災減災についての知識を広めるためにも、もっと多くの方が防災士の資格を取っていただいて、いろんな場面で活躍してほしい。」
きょうから始まった「防災とボランティア週間」
まずは家庭や地域で改めて防災について話し合うきっかけにしてみてください。
■問い合わせ
宮崎市鶴島2丁目9-6
NPO法人宮崎県 防災士ネットワーク
TEL:0985-55-0447