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Reらいふ
2016年02月29日
郷土の食や文化を一冊に!「みやざき百人一首」(2月26日放送)
宮崎が誇る食や文化などふるさとの魅力が1冊に詰まった歌集をご紹介。
「いま県立図書館であるパネル展が開催されてます。『会場にあるのは宮崎詰め込んだ、魅力たっぷり 百人一首』」
会場には、宮崎の食や文化、観光地をテーマに読まれた歌が、作者の直筆の原稿で展示されています。
展示作品例:「マンゴー」
「青空の 瞳のような実を展くあつめた光 あふれだします」
先日、全国で活躍する歌人100人が宮崎にまつわる歌を歌った歌集「みやざき百人一首」が完成しました。
日向市出身の歌人、若山牧水を称えて県などが設けている牧水賞を記念して作られました。
「有名歌人の方が歌を読んでくださったおかげで(観光地の)鑑賞方法や味わい方を示してくれた。質のよいガイドブックになる」
「宮崎のワイン豊かに 酌みゆけば 土地の縁とは 人の縁なり」
「楠の木の黒葉黒葉に夕日射し 宮崎神宮冬をしずもる」
歌集の中には題材となっている食材や場所の写真がわかりやすい解説とともに掲載されていています。
「写真と解説はあくまで、主役が歌なら舞台のセットのようなものなので、いかに歌を引き立ててしっかりと情報を与えるのがポイント」
歌を作った100人の歌人の中には宮崎在住の人も5人います。
このうちの1人、宮崎市に住む大口玲子さんは「ひょっとこ踊り」をテーマに歌を作りました。
「お祭りを全部見たあの熱気を 息子と一緒に感じたというその実感とか雰囲気が伝わればいいと思って」
この歌を作るのに何週間もかっかったという大口さん。
全国の人が読む宮崎の歌はとても個性的で興味深いと話します。
「一首一首もいいけどまとまって1つの作品だということを本になって改めて思った」
「みやざき百人一首」は県内の書店などで販売されています。
また、パネル展は来月6日(日)まで開かれていて、4月以降は日向市や延岡市での開催が予定されています。
見れば宮崎の新しい魅力が発見できそうですね。
■お問い合わせ
県文化文教課
TEL:0985-26-7117
※パネル展で紹介されている作者直筆の作品は、歌集に掲載されているのもとまた雰囲気が違った歌に感じられました。
※大館教授は「観光地や郷土料理の見方、味わい方が変わりそうな一冊だ」と話していました。