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Reらいふ
2016年03月15日
健康は「足先」から!高齢者のフットケア(3月14日放送)
高齢者に起こりやすい転倒や骨折!
予防につながる足の手入れを紹介します。
宮崎市にある平和台病院です。足のケアを行う専門の外来が開設されています。
「眠るほど気持ちよかった。5年前から通っているが自宅でも足に気を使うようになった(利用者の声)」
ここでは足の病気の処置を始め、爪切りやマッサージなどのケアが受けられます。担当するのは、フットケアの専門知識を持った看護師です。
「年を重ねるにつれ爪は厚くなりすぎたりして徐々に切りにくくなります。高齢者は視力の低下や体の硬さが増し足を観察することも難しい。足の痛みで歩く意欲が衰え外出が少なくなり転倒の危険性も高まります。(原田 教育師長)」
転倒や転落が主な原因で死亡した人の数は、一昨年は1年間に全国で7946人、これは交通事故で死亡した人を2200人あまり上回っています。このうち86%を占めるのが、65歳以上の高齢者でした。
「高齢者に起こりやすい転倒骨折を防ぐためにも継続的なフットケアが大切(原田 教育師長)」
毎日の生活の中で気をつけたいフットケア。
まずは足の洗い方です。
指の間も丁寧に洗い、拭く時も指の間まで丁寧に。クリームを塗り保湿します。
「高齢者は皮膚が乾燥しやすく年中保湿を心がけて。この時傷がないか全体を観察してください。(原田 教育師長)」
次に足の体操です。
足指の間に手の指を入れて左右に回したり、足指をグーチョキパーと曲げ伸ばししたりする体操もお勧め!
「怪我防止だけでなく、脳の血流量も約10%増量するといわれます。高齢になると心臓に血液を戻してくれる静脈の働きが弱まりむくみやすくなります。足先からふくらはぎに向かってなぜるだけでも効果的(原田 教育師長)」
また、爪の長さは白い部分が1ミリ程あるのが理想です。
指と直角になるように一直線に切り、角を落として整えます。
切りすぎや、手指と同じように丸く切ると、巻き爪や痛みの原因になることもあります。
「家族やかかりつけの病院に見てもらうなどして足に関心を持ってほしい(原田 教育師長)」
健康的な生活を送るためにも大切なフットケア毎日の手入れを続けたいですね!