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Reらいふ
2016年04月04日
みんなちがって みんないい「障害者差別解消法」とは(4月1日放送)
きょう施行された『障害者差別解消法』。
「障害のある人もない人も、それぞれが互い認め合いながら、共に生きる社会」とは?
きょう4月1日、「障害者差別解消法」という新しい法律が施行されました。
いったいどんな法律で、だれのためにつくられたのでしょう?
内閣府によると、この法律では、「不当な差別的取扱い」を禁止し、「合理的配慮の提供」を求めています。
合理的配慮の提供とは?
車椅子の利用者さんが「お店に入りたい、でもそのお店が自動ドアじゃないから中に入ることができない」
だとしたら、「お客さんが来たときにセンサーでブザーが鳴るものを置いときますね、
そうしたらお客さんが来た時にセンサーで気づけるからドアを開けるってどうですか?」
「それなら僕も大丈夫です」っていう風に言えたりしますよね。
当事者の求める内容にまず耳を傾け、双方にとって可能な解決策を見つけ出していこうということなのです。
この法律を広く理解してもらおうと、宮崎大学では、学生たちが、ワークショップなどの様々なプログラムを作成し、実践しています。
たとえば、園児、小学生向けのプログラムでは、車椅子体験や手話学習を通して、「社会にはいろんな人が生活していて、それぞれが
素晴らしい価値を持っている」ということを伝えました。
このワークショップにゲストとして参加した大学生の木下さんは、先入観のない子供達と、あっという間に心を通わせました。
普通に接してもらえれば、普通に一緒に生きていけると思うんで、何も固定概念を持たずに接してほしいなと思います。
そしてこちらでは、中学生向けのプログラムについて話し合っています。
- A:中学生はどう配慮すればいいかはわかるけど、実際に行動に移せんって言う部分はどうするの?
- B:実際に行動できないという気持ちを中学生同士共有して・・・
- C:自分だけじゃないっていうのをわかってもらうのがいいかもね。
また、一般に向けては6月に、「障害のある人もない人も、共に輝ける共生社会」をテーマに、楽しいイベントを企画しています。
さまざまな特性を持った人が暮らしているこの社会。
「みんなちがって、みんないい」
少しの想像力と思いやりで、お互いの価値を認め合っていけるといいですね。