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Reらいふ
2016年04月11日
ワンポイント”お名前刺しゅう”ひと針に愛情をこめて(4月8日放送)
愛情を込めて一針一針、新学期を迎えた子供達の持ち物につけるおなまえ刺繍の話題です。
日本には古く「背守り」という習慣があります。着物の背中に刺繍を施しながら、こどもの無事を祈ったのだそうです。
そしてこちらでは!
新学期を迎えるこどもを応援するために、ママたちが刺繍に挑戦しています。
今日ご紹介するのは、ワンポイントおなまえ刺繍です。
忙しいママも、布テープやくるみボタンにこんなふうに刺繍をしておけば、帽子やバッグにいつでも取り付けることができます。
教えてくれるのは、刺繍作家の浜田めぐみさん。
宮崎市の公民館やカフェで教室を開いています。
Q:使うのは針と糸とはさみ、これだけですか?
A:はい。それだけです。
まずは縫い方にこだわらずにひとつ仕上げてみましょう。
できました!かわいい!
Q:やり始めるとあっという間ですね。
A:ひとつこうやって完成すると、もうひとつ、もうひとつって作りたくなる人が多いです。
「針は、持つきっかけがあるかないかだけ。手の届くところに糸を通した針を置いておきボタン付けをするような感覚で刺繍を楽しんでほしい」とめぐみさんは話します。
~参加者のコメント~
- 楽しかったです。
すっごい夢中になれたので。
早くこどもの喜ぶ顔が見たいです。 - あまり得意ではないんですけれども、今日はがんばりました。
長男が中学校へ入学するので、これで気持ちが伝わるといいなと思います。
めぐみさんは、三人のお子さんのママ。
刺繍を始めたきっかけはお子さんの描いた絵でした。
こどもの時にしか描けない絵っていうのがあるなと思っていて。それを色鮮やかなまま、きれいなまま、残しておきたいなっていうふうに思って。
日々ですね、三人のこどもを育てていて、忙しくて追われているんですけれども、針を持って刺繍をしているとそれに没頭できるので、いい気分転換になっているなというふうに思います。
かつてお母さんたちは、お天気のよい日針と糸を持って縁側に出て、家族の着物に糸をさしていました。
時代が変わっても子を想う親の願いは同じ。
糸にこめられた祈りは新しい環境に一人で踏み込んでゆくこどもの背中を、そっと後押ししてくれるかもしれません。