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Reらいふ
2016年04月12日
若い人も油断大敵!「骨粗しょう症」予防と対策は?(4月11日放送)
若い人も油断大敵です!
きょうは骨粗しょう症についてお伝えします。
骨がスカスカになり、もろくなってしまう骨粗しょう症。
国内には約1300万人いるといわれています。
高齢者の病気のイメージがありますが、思っている以上に早い時期から骨の衰えは始まっているんです。
健康相談などを行う健康づくり協会を訪ねました。
「過度なダイエットやカルシウムの摂取不足で、最近は若い人の中にも骨粗鬆症予備軍が増えてる。 50歳以上の3人に1人は骨粗しょう症という報告も」
骨の量は成長期にぐんと増えて、20代~30代でピークを迎えます。
この時期にどれだけ骨量を蓄えられるかが丈夫な骨を作るポイント。
しかし、骨量は、40歳を過ぎたあたりから減少の一途を辿ります。
「加齢による骨量の減少は止められないが、減り具合を緩やかにしたり骨折の危険を少なくしたりするのは可能」
一般的には女性に多い骨粗しょう症ですが、注意すべき危険因子がこちら。
- 閉経によるホルモン変化
- 過度の飲酒やダイエット
- 喫煙など
普段の生活にあります。
骨量の減少を最小限に留めるためには、自分が将来骨粗しょう症になりやすいかどうかを早めに知ることが大切です。
「今の所は大丈夫だが油断は大敵。生活習慣が大きく関わるため今の状態を維持できるよう心がけて」
骨粗しょう症を防ぐカギ、まずは食事です。
「不足しがちなカルシウムを牛乳やチーズなどの乳製品、丸干しイワシなどの魚介類、大豆製品などで上手に取り入れて。(吸収力をアップさせるために主食、主菜、副菜をそろえ、バランスよく食べるのもポイント)
また、カルシウムが骨に沈着するのは夜なので、牛乳は夕方から夜にかけて飲むと効果的」
さらに、骨密度をアップさせるためには!
「食べた後は運動も必要」
「歩いたり運動することで骨に適度な刺激を与えると骨へのカルシウム吸収がアップする」
- 椅子の背もたれなどに手をかけ爪先立ちになり踵を上げ下げします。
- 座った状態で股関節に手を置き、足とお腹で手の平を挟みながら立ち上がる運動も効果的です。
寝たきりになる原因の第3位は転倒骨折。
その背景には骨粗しょう症があります。
シニアライフを健康に過ごすためにも、早いうちから骨対策を心がけたいものですね。