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2016年05月11日

これからの季節 マダニに注意 注意点と対策は?(5月10日放送)

春から秋にかけて特に注意したい「マダニ」による病気の注意点と対策についてお伝えします。
こちらは、全国でマダニにかまれたことでSFTSという病気を発症した患者数です。

SFTS発症患者数

宮崎県は、27件と全国で最も多くなっています。
きょうのりらいふでは、この「マダニ」に注目します。
マダニにかまれて感染する病気には複数あり、2011年に新たに見つかったのがSFTS重症熱性血小板減少症候群です。

SFTS重症熱性血小板減少症候群

Q:SFTSとはどんな病気ですか
A:(SFTSウイルスを持ったマダニに咬まれることによって起こる感染症です。
発熱、全身倦怠感、下痢や嘔吐などの消化器の症状が出ることが多い感染症です)

国立感染症研究所によると2013年1月から先月末までに175人の症例が報告され、うち50代以上の患者46人の死亡が確認されています。

自覚症状がない場合がある

かまれた直後は自覚症状無いことが多く、2~3日すると局所の炎症がおこってくる人もいます。
感染症の潜伏期間は、5日~14日と言われていて、山などに入った時は2週間ほどは気をつけておきましょう。

■マダニは、どんなところに生息しているのでしょうか。

マダニの生息場所

マダニは植物の葉かげで、地上1メートルくらいの高さのところにいると言われています。裏山やあぜ道など、身近なところにも多くいるといわれています。

■対策は、肌の露出を避ける服装をすることです。

マダニ対策

具体的には、ズボンのすそを長靴の中に入れたり、首にはタオルを巻くか、ハイネックのシャツを
着用するなど隙間を作らないことがポイントです。

化学繊維でツルツルした素材のもの

ほかにも化学繊維などツルツルした素材のものだとマダニがすべりやすかったり、無地のものや明るい色や薄い色のほうマダニが気付きやすいといった特徴もありますので、服装を工夫することも大事です。
もし、かまれたときや症状がでたときには、早めの受診で、症状に応じた対処をしてもらうことが大切です。

早めの受診

マダニにかまれたことに気付いたときは、皮膚科や外科を受診しましょう。
(マダニは)必ず医療機関でとってもらうことが大事です。

春から秋はマダニの活動時期。
帰ったらマダニが洋服についていないか、またすぐに入浴するなど、家に持ち込まないこと気をつけましょう。

家に持ち込まない

ペットを飼っている方は、散歩の後マダニがついていないか、チェックしてあげましょう。
触れただけでは感染しませんが、かまれないための予防が大切です。

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