番組表
Reらいふ
2016年05月25日
来月1日からHIV検査普及週間 無料・匿名で検査も!(5月24日放送)
HIV感染は早期診断、早期治療が大切だといわれています。
そこで来月1日からのHIV検査普及週間の話題です。
きょうのりらいふ、テーマはHIV検査です。
日本には累計で2万6000人以上のHIV感染者とエイズ患者がいると言われていて私たちの身近な問題となっています。
HIVとは「ヒト免疫不全ウイルス」のことで、感染すると免疫の仕組みの中心である白血球の一種が壊され、体を病気から守る免疫力が低下すると言われています。
このウイルスに感染しても自覚症状がないまま数年が経過し、その間に免疫力が低下していきます。
やがて「日和見感染症」と呼ばれる本来なら自分の力でおさえることができるような病気を発症したり、悪性リンパ腫など、エイズ発症の指標となる23種類の病気のどれかを発症したときにエイズ患者と診断されます。
昨年、宮崎県内では、HIV感染者が8名、エイズ患者が7名報告され、過去最多となりました。
また、人口10万人に対する割合は、それぞれ全国で9番目と上位です。
毎月、県内の保健所では匿名・無料で検査を受けることのできるHIVの検査日を設定していまして、昨年度は、723件の検査がありました。
HIV感染者。エイズ患者の報告数が過去最高となる一方で、検査を受ける方の数は横ばいです。
来月1日から7日は、全国一斉の検査普及週間。
普段行われている検査の時間帯に来られない人にも、夜間や休日に、検査を受けてもらうことが狙いです。
検査は採血を行います。
採血のあと20分~30分で結果が判明して、結果説明となります。
確認検査が必要になった場合は、1~2週間後に検査を受けた保健所へ結果説明を聞きにいくことになります。
検査週間の日程は、
- 6月1日が都城保健所、
- 2日が中央保健所、
- 4日が宮崎市保健所、
- 8日が延岡保健所です。
すべて電話での予約が必要です。
HIV感染症の治療薬や治療法は飛躍的に進歩しています。
エイズの発症を予防したり、遅らせたりすることもできるようになっています。
HIVの感染が疑われるときは、自覚症状がなくてもすぐに医療機関を受診し、感染がわかったらすぐに継続して治療をうけることが大切になります。
自分自身の健康を守るためにも症状が出る前に、まずは検査から始めてみませんか。