番組表
Reらいふ
2016年06月23日
身に付けたい「大人の作法」思いやりの心で・・・(6月22日放送)
心を込め美しい所作でご挨拶を!
身につけておきたい大人の作法についてお伝えします。
茶道では、客をもてなす際、お互いに五感を使いながら心を通わせ、相手を思いやる事で、心地よい空間が生まれるといいます。
そのために必要な最低限のルールや作法も思いやりの一つ。
という事で、今回、茶道裏千家・教授(ちゃどう うらせんけ)野村宗光(のむらそうこう)さんに基本的な作法について、教えて頂きました。
まずは、基本中の基本、ふすまの開け閉めから。
ついささっと済ませがちですが、ここはきちんと押さえたいですね。
その方の印象が決まるので、きちんとできるようにしたいですね。
座って、手がかりを付けて、手を入れて、体の中心まで開ける
手を変えて、開ける
閉める時は振り返って、・・・ 逆の動き
教えに習い、実践です。
ぎこちない動きながら、ひと通り、できたように思えましたが・・・。
手の付き方についての指摘さらりとできるようになりたいですね。
また、綺麗なお辞儀も大事ですね。
お辞儀には、真、行、草の3種類があります。
場面によって使い分け・・・
その中から、今日は、最も丁寧な、真をご紹介します。
人差し指をあわせ、三角、頭ではなく、胸を下げるように注意。
すぐに頭を上げない!下げた時と同じようにゆっくり上げる
また、迎え入れる側になった時の為に、上座の位置もしっかり理解しておきましょう。
床の間がある和室の場合、一般的に、床の間に近い場所が上座とされ、このような順番を目安に案内しましょう。
ちなみに、洋室の場合は入り口から一番遠い所を上座を考えます。
そして、箸の上げ下げ。
お箸を取る際は、まず、右手で上から持ち左手を下に添えて、右手を下に回して持ちます。
料理は必ず取り皿を使う事。
箸を下ろす時は、その逆の流れです。
最後に、梅雨時期の注意点をひとつ。
コートなどを着て伺う場合は、必ず玄関の外で脱ぐようにしましょう。
全て基本中の基本ですが、いざというときにできるように、日頃から意識しておきたいですね。
そして、見た目だけでなく、いつも心が 伴う事が大切本来日本人女性の持つ、しなやかさ、優美さを心において、いつも相手を思いやる心を大切に・・・
大切な方へ、心を込めて美しい所作でふまえるよう、大人の作法をしっかり身に付けておきましょう。
■お問合せ
裏千家茶道教室 野村宗光
TEL:0985-25-4344