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Reらいふ
2016年07月12日
健やかな成長の源 子供の睡眠(7月11日放送)
きょうは健やかな成長を支える「こどもの睡眠」についてお伝えします。
こどもに読み聞かせるとすぐに寝てくれると話題の絵本。
きょうは健やかな成長の源、こどもの睡眠取り上げます。
現代っ子の約2割は、睡眠習慣の乱れや睡眠障害など何らかの睡眠問題を抱えているといわれています。
日本小児保健協会の調べでは、夜10時以降に就寝するこどもの割合が、半数を超えていることがわかりました。
さらに厚生労働省によりますと、4歳半のこどもの場合、最も多い就寝時刻は夜9時台、次いで10時台で、9時前に就寝するのは、5人に1人以下というデータもあります。
人は、夜になると、眠りを促すホルモン「メラトニン」が分泌され、朝になると目覚めを促進するホルモンが分泌されるようになっています。
この分泌のリズムが乱れると、睡眠不足になってしまうのです。
睡眠不足は成長期のこどもの体や脳の成長を妨げて精神状態を不安定にさせるなど、大人より影響が深刻。
テレビやパソコン、スマホなど、夜に強い光を浴びると、メラトニンの分泌が弱くなり、眠たくなくなってしまいます。
■何か効果的な方法は?
毎朝決まった時間に起きてしっかりと太陽の光を浴び、夜は寝る1時間ぐらい前から部屋の明かりを少し暗くするのがおすすめ。
また、朝ごはんをしっかり食べることも大切です。
必須アミノ酸の1つであるトリプトファンは、メラトニンを作る材料になり、魚、肉、卵、大豆、緑黄色野菜などに含まれます。
バランスのよい朝ごはんをしっかり食べることで昼間の集中力がアップし、夜ぐっすり眠ることにつながります。
注意したいのは、週末や休みの日の朝寝坊です。
夏休みに入ったからといってお昼近くまで寝てしまうと、体内時計が一気に狂ってしまいます。
朝決まった時間に起き朝食をしっかり食べるなど、家族でよい睡眠習慣を送るよう心がけてほしい。
睡眠は健やかな成長の源です、家族の生活習慣をもう一度チェックし、こどもの快眠を支えていきたいものです。