夏に頑張るアスリートを応援、栄養バランスの取れたスタミナメニューをご紹介。
立っているだけで体力を消耗するような真夏の炎天下でも、未来を夢見る小さなアスリートたちは練習に励んでいます。

アスリートの体作りも、エネルギーの源もすべて毎日の食事から・・・。
暑さに負けず元気に活動するための食事についてアスリートフードマイスターの資格を持つ寺原大介さんに聞きました。

炭水化物は、体のガソリンになる。
炭水化物を摂るということと、それをうまく機能させるためのオイル代わりになるビタミンＢ１、これをしっかりとってうまくこれを機能させるというのが必要だと思います。
そこで今日は、食欲がなくなりがちな夏にも必要な栄養素をしっかり摂れるメニューをご紹介。

■ひと品目は冷汁。
暑さの厳しい宮崎の農家で昔から食べられてきた冷汁には、夏場の体力補強に必要な炭水化物やビタミンＢ１の他、鉄分、カルシウムなどが豊富に含まれています。

農家さんってある意味アスリートなんですよ。大変な職業で、暑い中ハウスに入ったりして。
食事を摂らないと持たないわけです。

一つで体にいいものが全部入ってくるすばらしい食事だと思います。
各家庭それぞれの作り方がある冷汁ですが、お勧めは味噌玉を作っておくこと。
頭を取ったいりこをフードプロセッサーにかけ味噌に混ぜるだけ。
一回分ずつ冷蔵しておけば、冷汁の他、お味噌汁作りにも重宝します。
そしてここでひと手間。
味噌は木べらに塗って火で炙ると風味が増します。
ご飯の代わりにそうめんにかけるとさらに食べやすくなります。

■ふた品目は空心菜入り冷しゃぶサラダとろろがけ。
空心菜には、栄養素としては、貧血予防として血を作る葉酸、鉄分が非常に多くて、後はカロテン、ビタミンＣ、カリウム、ビタミンＢ１Ｂ２、カルシウムといった感じでたくさんの栄養素が入っています。
夏に出てくる旬のお野菜なので夏場に食べるのが一番いい。
これをうまく使っていただけたらいいと思います。
こちらのサラダには激しい運動をした時に発生する活性酸素を除去してくれる、ビタミンＣやカロテン、体を作るたんぱく質のほか、消化酵素アミラーゼやムチンを含むので、冷汁と組み合わせれば最強のスタミナ・メニューの完成です。

いよいよ来週はオリンピック開幕。
晴れの舞台で活躍する日を夢見てまずは今夜の食事から。