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Reらいふ
2016年08月30日
ヘアドネーション 髪の寄付で医療用ウィッグを(8月29日放送)
切った髪を寄付して子供たちのかつらに役立ててもらう取組み、「ヘアドネーション」をご紹介します。
切った髪の毛を寄付し、病気などで髪を失った子供たちに役立ててもらう取組み、ヘアドネーションを紹介。
この取り組みを行っているのは、大阪にあるNPO「ジャパンへアドネーション&チャリティ」です。
髪と寄付金を募り、小児がん治療や先天性の無毛症などで髪に悩みを抱える18歳未満のこどもたちに、フルオーダーのウィッグを製作、無償で贈っています。
全国1200以上の美容室がこの取り組みに賛同。
髪の寄付を受け付けています。
その中の1つ、宮崎市の美容室を訪ねました。
経営者の1人で、アーティストや俳優などのヘアメイクも手がける渡司マサキさん。
2年前からこの取組みに参加しています。
母親が闘病生活で髪が抜け、美容師なのに何もできなかった。
人毛&化繊は数万円程。人毛100%は高額で数十万するものが多い。
これまで子どもから大人まで男女延べ100人が寄付のため店を訪れました。
この日も1人の女性が来店。
ウィッグに必要な髪の長さは31センチ以上。
ここまで伸ばすのに約2年かかったそうです。
伸ばしてるだけで切られる髪がそういうのに使われると思った時、長髪のウィッグがほしい女の子もいると思って。
~目標みたいな。そんな感じで伸ばしてきました。
切った髪は個人でも寄付できますが、参加する美容室でカットすれば事務局への寄付の手続きをサポートしてくれる他、送料も美容室が負担。
パーマやカラーリング、癖があっても受け付けてもらえます。
(特典としてカット料金の割引などを行う店舗も)
寄付された髪は、様々な工程を経て希望者のサイズに合ったウィッグに生まれ変わります。
1つ作るのに約30人分の髪が必要です。
これまでに111人のこどもたちにオーダーメイドのウィッグが贈られました。
事務局にはウィッグが届いた人から感謝の声が寄せられます。
子どもたちが手に取った時に楽しみにしてたって思ってくれたらいいなって思う。
毛髪病気で失くした子に届けられる、いつの日か。感慨深いです。
現在、事務局には約100人の予約が入っています。
どうせ髪切って捨てるならボランティアに活かせるのを知っていただいて子どもたちが喜ぶ笑顔がいっぱい見られるよう広がっていくとよい。
笑顔を増やすヘアドネーション。
支援の輪が広がっています。