番組表
Reらいふ
2016年09月07日
SOSの家庭に支援を「宮崎こども商店」(9月6日放送)
きょうは、生活に困っている家庭を支える活動、「宮崎こども商店」についてお伝えします。
きょうのReらいふは、生活に困っている子どもや家庭を支える活動、「宮崎こども商店」を紹介します。
企画したのは、宮崎市内で子育て支援などの会社を経営する富井真紀さんです。
富井さんは、今年はじめから市内の飲食店と協力して、一人親家庭などを対象に親子で食事を楽しむ時間をもってもらおうと、「プレミアム親子食堂」を開いています。
米や野菜を提供したいという声が寄せられるようになり、今回のこども商店のシステムを作って、本当に必要なものを必要な人に届ける場所を作ろうと思ったことから始めました。
【システムの流れです。】
- まず富井さんの会社へお米や衣類、本、下着など物資の寄付などの連絡が届きます。
- その後、届ける家庭と相談しながら、渡す方法を決めていきます。
- この際、受け取る家庭は、お米をペットボトルに入れる作業や衣類の整理など、何らかのお手伝いをします。
学習支援、生活支援、食料支援、物資の支援、職業支援など多岐にわたる支援活動が結びつけられるようなシステムを作っていこうということで、宮崎こども商店を作りました。
先月には活動の協力者を募る説明会も開かれ、支援に協力してくれるところも出てきました。
また寄せられた食品は、家庭のほかにも、先月スタートしたNPOのこども食堂でも提供されました。
食材の提供は、NPOにとって運営の支えになります。
「とてもありがたいです。いただいたものだけでは足りないものもあるので、そこをどう補うかが今後の課題です。」
こども商店をはじめた富井さんは、子どもや家庭を支援したい人と、いま支援を必要としている人の橋渡し役になれればと話します。
Q:富井さんが考える貧困とは
A:私たちが考えている貧困問題は単に金銭面がないというだけでなく、心の貧困という闇の部分にも触れています。
お金があってもなくても、人とのつながりが切れる中で心に貧困ができてしまうのではないか・・・
お金の面だけでうちの近所には貧乏な子はいないという方が、結構多いのですが、そうではないということが皆さんに伝わればと思います。
宮崎こども商店は子どもを中心とした支援。
困っている方の年齢は問わないので、気軽に相談してほしいということです。