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Reらいふ
2016年09月28日
老舗酒店の挑戦 酒屋の酒まんじゅう(9月27日放送)
きょうは 新たな方法で販路拡大をめざす老舗酒店の話題です。
地域に根ざした酒店ならではの想いとは?
今年4月にオープンした宮崎市清武町にある河野文菓堂。
名物は酒まんじゅうです。
月替わりで、銘柄の異なる日本酒を使っているんです。
店をやっているのは、河野さん夫婦です。
河野さんたちは、清武町で87年続く老舗の酒屋一筋で働いてきました。
今の若い人は、酒離れがおきている中でより触れ合っていただきたいと考えたときにスイーツが浮かびまして。
酒屋とは客層の違いを痛感しました。
お菓子を見る目もキラキラされているし、酒屋に対しても勉強になりました。
お菓子屋さんの朝は早く、パートタイムのスタッフとともに、朝からフル回転です。
こちらは酒まんじゅう作り。
今月の日本酒・長野県の豊香と酒かすを混ぜた生地で、蒸しあげていきます。
Q:どの製作過程が一番難しいですか?
A:発酵時間の見極めが、温度や湿度、数字でははかれない感覚でスタッフが見極めていて、また1こ1こを丸めていく過程が重要であり、やりがいを感じています。
~今月はなんだろうと楽しみにしています。~
お酒の香りが酒好きの人には酒まんじゅうのほかにも、戦時中から昭和30年代まで清武にあったという「追分まんじゅう」も地域の人の協力もえて復活させるなど、地域が元気になるような店作りを目指しています。
50代からの挑戦を友人たちも喜んでくれています。
町民の一人ひとりが元気になれば、元気な街づくりにつながると思いますので、この清武でがんばりたいと思います。
家庭の中でもスイーツと焼酎、日本酒というのを広めて、若い世代に伝える企画、新商品を開発していけたらと思っています。
日本酒の豊かな香りにお菓子の親しみやすさを組み合わせ、新たな挑戦を始めた老舗酒店。
今後は、地元の焼酎とのコラボも検討しているということです。