番組表
Reらいふ
2016年10月04日
心と体を総合的に診る「女性いきいき外来」(10月3日放送)
なんとなく体調が悪いのに、検査しても異常が見つからない。
そんな時に相談したい、「女性いきいき外来」を紹介します。
更年期トラブルや月経痛など女性特有の様々な問題を診療する女性いきいき外来を紹介します。
「頭が重い」「イライラする」「よく眠れない」なんとなく体調が悪いのに・・・検査しても、異常が見つからない。
いったい私、何の病気なんだろう・・・?と、不安に思う事、ありませんか?
こうした症状は、「不定愁訴」と呼ばれています。
宮崎大学医学部付属病院に開設されている「女性いきいき外来」は、女性特有の症状で悩む人の身体と心を、医師や看護師がじっくりと相談に乗り、総合的に診察します。
病院にはいろいろな診療科があるため、「どの科を受診すればいいかわからない」という事もありますが、こちらでは、まずは自分の症状を聞いてもらってから、何科に行けばいいかを相談できます。
担当するのは、産婦人科の山口昌俊医師。
女性医学などが専門で、漢方専門医でもあり、7年前にこの「女性いきいき外来」を開設しました。
女性は月経前後、閉経した後、様々な症状が出てくるが、そういう症状を相談できる場所がない。
そのため女性「いきいき外来」を開設した。
診察で大切なのは、何より患者の話をよく聞くことだといいます。
初診の場合は、1時間ほど時間を取り、どんな症状で悩んでいるのかじっくりと話を聞きます。
必要に応じて血液検査などを行いながら病原を探ります。
女性は閉経することによって、血液の中の女性ホルモンの濃度が100分の1ぐらいまで減ってしまう。
そのため色んな症状が起こるのが狭い意味での更年期障害。
ところがそういう症状が色んな人に起こってくるので、女性で訳のわからない症状が出てくると全て更年期障害といわれる傾向にある。
症状を詳しく診ることで、副甲状腺などホルモンの異常や精神疾患など、別の病気が見つかる事もあり、その場合は各診療科の専門医への橋渡しを行います。
また「PMS」=月経前症候群の場合は、ホルモン製剤の投与を行ったり、改善されない場合は漢方を処方したりして症状の緩和をはかります。
特に最近の女性は非常にストレスをためている方が多いような気がする。
もしかしたら何か解決法が見つかるかもしれないので、ぜひこういう外来に来ていただきたい。
女性の心と体を総合的に診る「女性いきいき外来」。
不安を少しでも軽くして、健康にいきいきした毎日を過ごしていきたいものです。
女性いきいき外来の診療は毎週金曜日で予約が必要です。
医療機関からの紹介状がなくても受診できますが、初診料とは別に保険外負担(5400円)がかかります。