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Reらいふ
2016年10月06日
目の愛護デーを前に知らないと怖い!緑内障(10月5日放送)
今週は、「暮らしに役立つ医療」の情報をお伝えします。
10月10日の「目の愛護デー」を前に、今日は、知らないと怖い緑内障についてお伝えします。
10月10日は目の愛護デー。
それを前に、今日は、放っておくと失明にもつながる怖い病気、
緑内障についてお伝えします。
緑内障は、40歳以上の20人に1人が発症すると推測されており、日本人の中途失明の原因第1位。
しかも 気づかないうちにあなたや家族の眼に、既に忍び寄っているかもしれません!
緑内障は、眼圧が関与して視野が狭くなるもので、発見、治療が遅れると、失明に至ることもある、とても怖い病気です。
初期から中期では視力が正常なので、自分で気づくことができません。
白内障のように手術でほぼ治るものと違い、完治はできず、治療は一生続き、症状を遅らせる為のものです。
そのため、早期に発見し治療する事が最も重要になります。
こちらは、簡単にできる緑内障のチェックシートです。
是非皆さんも、一緒にやってみて下さい。
片方の目を手で覆って隠した状態で、画面を見ます。
中央のヒマワリに注目しながら、画面を動かし、周りにある動物や虫の絵の見え方を確認します。
この時に回っている動物が常に見えているかがポイントです。
動かす中で、4つのうちのどれかが見えなくなったという人は、緑内障の疑いがあります。
また、ヒマワリの中の格子状の模様が歪んで見えるのも、危険信号。
すぐに眼科を受診しましょう。
緑内障の治療は、殆どが目薬による、眼圧のコントロールです。
早く見つけて治療すれば、生涯、生活に支障のない範囲の視力が維持できますが、発見が遅いと、手遅れになる場合もあります。
緑内障の原因としては、一番は、年齢。
また、強い近視もリスクが高まると言われているので注意しましょう。
一番は年齢ですが、最近では30代以下の患者も増えていると言います。
緑内障は初期の自覚症状がない為、なかなか気づかず、自覚症状が出た時には、かなり進行している場合が多いです。
早期に見つける為には、緑内障の検診が一番ですので、40歳になったら、がん検診と同じように、目の検診も、年に一度は受けるようにしてください。
緑内障の治療のポイントは、「必ず、毎日、点眼すること」です。
緑内障は、決して他人事ではありません。
大切な目を守るために、しっかり定期検診を受けましょう。
■お問合せ
宮崎県眼科医会事務局
TEL:0985-28-1015