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Reらいふ
2016年10月18日
親子で考えるネットトラブル(10月17日放送)
今週のテーマは「親子で考えるネットトラブル」。
今、インターネットをめぐりどんな問題が起きているのか、きょうから4日間にわたってお伝えします。
県消費生活センターには、未成年から高齢者まで幅広い相談が寄せられています。
このうち、子どもにからむ消費者トラブルについて、小学生の親子と一緒に教えてもらいました。
「子ども」さんにからむトラブルで増えてきているのが、「オンラインゲームトラブル」なんです。
オンラインゲームとは、パソコンやスマートフォンをインターネットに接続して、知らない人や遠くにいる人と対戦などをして遊ぶゲームのこと。
多くのオンラインゲームは無料で利用できますが、中にはゲームを有利に進めるための有料サービスがあります。
トラブルは、その有料サービスをめぐるもの。
全国の消費生活センターでは、2009年以降このトラブルの相談が増え続け、昨年度は4200件あまりが寄せられています。
実際に消費生活センターに相談がきたケースです。
小学生の息子に「ゲームのアイテムを買いたい」と言われ、母親が今回だけと思って直接カード番号を入力して、1000円分購入しました。
すると、後日クレジット会社から7万円の請求書が届いたという事例です。
これは、クレジットカードの番号を再入力しなくても、ゲームサイトのIDとパスワードを入れれば引き続き買うことができる状態になっていたという事例。
このほか、孫がおじいちゃんのクレジットカードを無断で持ち出し、ゲームの有料アイテムを買うために使った結果、20万円の利用明細書が届いたというケースも。
いずれもすでにゲームで遊んでいるので、すんなり返金してくれるとは限りません。
なので、気をつけたいのは利用する前です。
まずは、大人もゲームの仕組みについてよく理解しておき、親子でルールを決めておくこと。
そして、保護者がパスワード設定するなど利用制限できるものもあるので、大人が説明書などで確認しましょう。
もう一つは、カードの保管をしっかり管理することが大切です。
この機会に、カード利用について伝えておくことも大切ですね。
- 小学5年生で微妙な年齢なので、ゲーム機が欲しいといったときは親子でルールを作って、やっていこうと思いました。
- 子供がうっかり使ってしまったゲームで、25万とか30万とか請求される額の大きさにびっくりしました。
- いろいろなことがわかって、もっと気をつけようと思いました。
もし、困った場合は県の消費生活センターに相談できます。
まずは、親がきちんと仕組みを知った上で、しっかりルールを作り、子供が楽しく遊べる環境を作りたいですね。