番組表
Reらいふ
2016年10月27日
笑顔いっぱい タップダンスで介護予防(10月26日放送)
今週のテーマは健康寿命。
今日は、シニア世代にオススメ。
楽しみながら、介護予防にもつながる、タップダンスをご紹介します。
宮崎市の前浜公民館にやってきました。
中から、力強いステップの音が聞こえてきます。
今日ご紹介するのは、こちら。
シニアを中心としたタップダンスチームの皆さんです。
軽快な音楽に合わせ、軽やかなステップを披露しているのは、ボランティア団体「MSC」宮崎のステキなタップダンスクラブの皆さん。
週1・2回こうして楽しく汗を流しています。
代表の新里洋子さんは、エアロビクスやジャズダンスなどを経て、健康体操を学び、その後、さらに楽しいものをと、タップダンスを取り入れた、オリジナルの「健康タップ」を開発。
9年前にこのクラブをスタートさせました。
最初は高齢者の転倒予防という事で、座ってタップというのが最初でした。
そのうちに立ってするようになり、今では小学生も入られて、幅広い層のタップダンスクラブになりました。
一番の目的は介護予防だった、そのうちに、舞台とかで見せる楽しみとか、見て下さる方が、元気をもらったとか、そういう喜びも増えてきました。
皆さんの生きがいになっています。
タップダンスとは、裏に2枚の板がついたシューズで、床を踏み鳴らしながら楽しむダンスで、音の数やリズムの組み合わせで、迫力も増します。
このタップダンス。
体にはどんな効果が期待できるのでしょうか。
タップダンスは、全身運動ですから、下肢や体幹の筋力の向上につながります。
また、脚の血流が促進されることで、むくみの改善や、バランス能力も向上しますから、転倒予防にも効果があります。
最近の研究でも、有酸素運動が、脳への血流を促進し、記憶を活性化させることがわかってきました。
認知症予防の為にも良い運動の一つだと思います。
こちらでは、怪我のもとになるような難しい振り付けはなく、ジャンプも控えるなど、シニアの方の健康に配慮した内容となっています。
チームの合言葉は、「やり過ぎは毒」それが楽しく長く続けられる秘訣だそうです。
- 最初は不安だったけど、やっているうちにすごく楽しくて、こんなに近くでこんな楽しい事ができるなんていいなあと思って、すごく幸せです。
- この年になると、なかなか物覚えも悪くなるので、大変なんですけど、どうにかこうにか楽しくやってます。
- 8月から始めたので・・
すごく楽しいです。これから痩せます!
MSCでは、福祉施設への慰問や、無料タップダンス教室などの活動を行っており、今も、イベントに向けての練習中。
皆さん楽しそうに取り組んでいました。
この『健康タップ』年齢を問わず必要なロコモトレーニングの一環として、今後ますます注目されていきそうです。