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Reらいふ
2016年11月22日
地域を見守る!民生委員の取り組み(11月21日放送)
今週のテーマは「地域の見守り」です。
身近な相談役、地域を見守る「民生委員」の取り組みについてお伝えします。
地域住民の身近な相談役、地域を見守る民生委員の取組みを紹介します。
全国で約23万人が民生委員として活動しています。
孤独死や虐待、災害支援など社会が抱える課題を幅広くカバーする頼りになる存在です。
地域住民の心配事困り事の相談を受けたり福祉的な援助を必要とする人を把握し行政機関につないだりする役割を担う。
任期は3年で、県内では現在2500人余りが活動しています。
その多くが60代以上のシニア世代です。
地区によってはなり手不足の課題はあるが、来年は民生委員制度創設100周年の節目。広く周知を図りたい。
なり手不足が心配される中、去年、都城市に30代の民生委員が誕生し、活躍しています。
今村直輝さん37歳。
県内最年少の民生委員です。
去年8月から、生まれ育った地域の見守り活動を担当しています。
普段は、高齢者福祉施設で管理運営を担当する事務長として働いています。
今村さんが担当するのは約130世帯。
休日は勿論、仕事の前後など、できるだけ時間をみつけ地域の訪問活動などを行います。
他の委員と比べると経験値が少ないので人生経験のなさで迷惑かけていると思う。
一方で、地域住民からの声が今村さんの励みになっています。
住民は・・・
- 「おばちゃんたちにもよく話をしてくれるから、相手になってな」
- 「もう今度はこん人が若い人でおりやるからいいですね、安心感がありますわな」
今村さん・・・
- 「恐縮ですけど。おばちゃんがいつも元気でこうして顔みがなっとが僕はうれしいがです励みになります」
地域行事への参加も民生委員の大切な活動です。
民生委員は児童委員も兼ねていて、この日は地域で採れたもち米を使って、こどもたちと一緒に餅をつき触れ合いました。
同級生や先輩後輩に会う・・・
僕は民生委員をしててねってところから民生委員の活動はこういう活動もあるんだってところで、民生委員としての役割や立場を理解できるよう話ができます。
若さが逆に武器になる。知っていただいたりですね。そういう部分では僕は若くてもやれると思う。
任期は今月末までですが、今後も続けたいと今村さんは考えています。
若い力が地域を支えていく。
地域を守るのは僕らもだし、みんなにも広めていきながら。
自分たちの地域は自分たちで守っていく取り組みをやっていきたいと思います。
頼りになる存在として役割を果たしたい。
県内最年少の民生委員として奮闘する今村さんの姿勢が、地域をつないでいます。