番組表
Reらいふ
2016年11月23日
民生委員の取り組み 地域の見守り(11月22日放送)
今週のテーマは「地域の見守り」です。
きのうに続いて地域を見守る「民生委員」の取り組み、日之影町からです。
少子高齢化が進む中、各地域で高齢者を見守る様々な取り組みが行われていますが、ここ日之影町には、こんな楽しい集いの場があるんです。
月に一回、町の集会場で開かれるこの「木曜会」では、お茶を飲んだりおしゃべりをしたり時には特技を披露しあったりして一日を過ごします。
始めたのはこの町で22年間活動しているベテラン民生委員、飯干美和子さんです。
一人暮らしの人がだんだん増えていって、デイサービスにも行くけど空いた時間があるんですね、若い人は忙しいし。で月に一回でも集まってもらおうかなという、そんな軽い気持ちです。
もう、「楽しい」「嬉しい」「帰りたくなーい」とかですね「また来月は何日やね」とか、そんな言葉をね、言ってもらえるんですよ、それが一番ですね。
民生委員の役割は住民の生活上の相談に応じ必要な支援に繋ぐことです。
しかし、日中を一人で過ごし食事も一人という高齢者が多いため、ふれあいと見守りの場として飯干さんはこの木曜会を始めました。
開催を手伝うボランティアも参加する高齢者も年々増えています。
- いつも来ています。
集落は違うけど、みんなと愉快に話すのが楽しいです。 - 唯一の楽しみですわ。もう今朝早くから支度してから、昨日のうちから色々準備してね。今日が待ち遠しくて。有難い施設ですわ。迎えに来てもらってね。もったいないぐらい。
- 姉から勧められて。一人暮らしの佐恵子さんは姉のユキミさんに誘われて参加しました。
昼食は、保健師指導の下ボランティアのみなさんが作ります。
参加費は1人200円。
足りない分の食材費や灯油代は赤い羽根共同募金と社会福祉協議会からの支援金で賄われています。
日之影町は高齢化率が42%を超えています。一人暮らしの高齢者も増えておりまして、社協や行政、それから公的なサービスだけでは限界がきています。それで、こういった住民が主体となった活動が、これからも重要になってくると思います。
住み慣れた町でみなが安心して暮らし続けるために地域全体で見守り支えあえるといいですね。