番組表
Reらいふ
2016年11月24日
ゆるい見守りで元気に!”ちゃのんば”(11月23日放送)
今週のテーマは「地域の見守り」です。
今日は、高原町で行われている主に高齢者を対象にした見守り事業。
ゆるーく見守る、ちゃのんば(茶飲み場)です。
高原町にやってきました。
今日は、こちらの公民館が、「ちゃのんば」という、お茶を楽しむ場として開放されています。
皆さんどんな風に過ごしているんでしょうか。
「ちゃのんば」とは、「茶飲み場」の事で、高原町で行われている、見守り事業の一つ。
NPO法人、たかはるハートムが町からの委託を受け、平成24年に本格始動。
町内の15か所の地区で、月に、1,2回、決められた日に、自由に訪れて、お茶を飲みながらくつろげる場として、開かれています。
そもそもの始まりは、自殺予防の為の、「一日30人と話そう」という活動をしていて、その延長として、お茶を飲みながら話をしようと、生まれたもの。
■効果は?
- 23年には、12名という多数の方が自殺により亡くなられています。
それが、本格始動した24年には、1名、26年には2名と、確実に減少しています。
特に、70歳以上の高齢者に限りましては、平成24年からの自殺者は、一人もいらっしゃいません。
会場には、朝10時のオープンから、たくさんの人達が集まってきました。
この日は、高原町の健康推進モデル事業が行われ、血圧測定や、減塩についての説明などもあり、実際にどれくらいの量の、しょうゆ、みそを使うのが適正かなど、実際に味わって体感しながら、理解を深めていました。
ゆるーい見守りという事で、強制的に絶対来なさいという形ではなく、来やすい雰囲気はできていますので、そうした中で、今日はあの人はなんで来ないのかな?とか心の中で思いをめぐらすような感じで、時間が過ぎていくような場になっています。
家にあるもの、作ったものなどを持ち寄る参加者もいて、それをみんなで食べながら、和やかに会話を楽しんでいました、朝から午後の終了時刻まで、たっぷりくつろぐ人も多いそうです。
■ちゃのんばはいかが?
- 昔の暮らしとか、思い出話をいっぱい話して、楽しい所ですよ。
- 来て、みんなと話したり、聞いたり、頭の体操になります。楽しいですか?楽しいです。
また、会場に来られない人へは、『お話相手ボランティア』として、スタッフが自宅を訪れ、話を聞く活動もおこなっています。 - あえて、突然訪問し、悩みを聞いてあげることで、「自分は一人じゃない」という事を、感じて貰いたいという事です。
- 聞いている人が真剣に聞いているかは別として、話ができることが非常にいいと思います。
ゆるーい場所として、これからもスタイルを変えずに、この事業がゆるく長く続くようにしっかり支えていきたい。
「ちゃのんば」の、ゆるく、さり気ない、見守りが、たくさんの人の心を支えているようです。
■お問合せ
高原町ほほえみ館
TEL:0984-42-4820