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Reらいふ
2016年11月29日
ちいさな命を守るアウトドア流 防災術(11月28日放送)
今週のテーマは「防災対策」です。
突然の災害に備えて日頃から心がけたい子育て期の防災術をお届けします。
防災は気になるけれど、子育てに追われて手がまわらない・・・
そんな方にお勧めしたいのが、アウトドア流防災術です。
アウトドア流防災ガイド「あんどうりす」さんは阪神淡路大震災の被災体験と自身の子育て経験を生かし全国で防災講座を開くなどしてアウトドア流防災術を提唱しています。
アウトドアというのは本来、自然と共に生きる人という意味で自然と仲良くなれる人なんです。
ですので自然が牙をむいた状態でも、いつも持っているもので対応できるような、毎日の暮らしを、そのまま防災仕様にしてしまおうというお話です。
例えばこのLEDヘッドライト。
懐中電灯と違って両手が空けられるので子どもを抱いての移動に便利ですし水の入ったペットボトルに付ければランタン代わりにもなる優れものですが、あんどうさんが勧めるのは非常時だけでなく日常的に使用することです。
お子さんの耳垢取りに使ったりそれから、夜暗くなったら影絵遊びをしてみてください。
寒い日や雨の日の遊びとしてもお勧めです。
普段から使っていれば災害時に子どもも自分で使えます。
このLEDヘッドライトだけでなくホイッスルや、はさみのついたマルチツールなども普段持ち歩くかばんに入れておきましょう。
非常用持ち出し袋を用意することは大切ですがその近くで被災するとはかぎりません。
そして、最も大切なのは?
南海トラフの地震は5分近く揺れると言われています。
一瞬で何もできなくなるっていうこともあるんですね。
ですので、緊急地震速報の音を聞いたらすばやく身の安全を守れる、どこが危険かすぐわかる、そういう自分っていうのも大切かと思います。
ですので、まず上を見て「落ちてくるものがないかな」、それから横を見て「飛んできたり、走ってきたり、倒れてくるものがないかな」っていうのをわかるようにしてください。
■身を守る練習
普段の生活の中で、いま地震が起きたら!?と、時々、シミュレーションしておくことも大切です。
例えば川の近くを散歩しているときに地震が来たら!
先週の福島沖地震のように、津波が川をさかのぼってくるかもしれません。
すぐに、高いところに逃げましょう。
普段から備え、自分で身を守ること、それは生きる力を培うことにつながります。