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Reらいふ
2016年12月06日
お年玉から始めたい!金融教育(12月5日放送)
今週のテーマは「年末年始の準備」です。
お年玉をもらうお正月。
こどもに教えたいお金の管理についてお伝えします。
ことしも残すところ1ヶ月を切りました。
きょうは年始の行事、お年玉を取り上げます。
正月は、お金の管理について親子で考えるのに絶好の機会です。
最近のお年玉事情について、金融経済情報の提供を行う「知るぽると金融広報中央委員会」が行った調査によりますと、ほとんどのこどもがお年玉をもらっていて、総額は、小学校低学年では1万円くらいが最も多く、中学年高学年では1万から2万円未満が最も多いことがわかりました。
使い道で最も多かったのが「おかしやジュース」。
次いで「ゲームソフトやおもちゃ類」、「まんが」など。
さらに、もらったお年玉の取り扱いをみると、小学生では「銀行や郵便局に貯蓄する」「家の人に渡す」という回答が多く見られました。
宮崎県金融広報委員会アドバイザーの二宮清子さんです。
家計管理やマネー教育講座などを通して暮らしに身近な金融経済の広報活動などを行っています。
お年玉は子供への愛情が詰まった物。大切に扱うことを小さな頃から教えるのが親の役目。
お年玉をもらう時は必ずありがとうを言い両手で受け取り、大切に扱うことをまずは教えてあげて下さい。
家庭に用意してほしい物があります。
3つの貯金箱!お金を目や耳、重量感で確認でき、大切さを教えることができます。
もらったお年玉を、自分の為、将来の自分の為、誰かの為用に分けます。
まずは自分の為のお金。
年齢に応じ子供が管理できる金額にします。
欲しいものと必要なものを具体的に考える。
欲しい物ばかりに使えば、いざという時必要なものが買えなくなってしまう、というように親が誘導してあげることが大切。
使う時には必要な金額だけ子供が財布に入れ持ち歩くようにします。
失敗させることも時に必要。
小さい頃の失敗は親がカバーできる金額だが、大人になってからでは金額も大きく人としての信用を失う場合が多いため、使う経験をさせることも大切。
次に将来の為のお金。
進学など将来に向けて必要な資金を貯めます。
大切なのは親子で一緒に管理すること。
貯まったら金融機関を利用し、子供の貯金通帳を親子で確認。お金の流れを見せることは子供がお金と対等に付合う能力を養うことに繋がる。
最後は家族の誕生プレゼントなど誰かの為に使うお金です。
お金は自分と周りの人を幸せにする1つの道具ということをしっかり伝えます。
お金を遠ざけるのではなく、大人になった時に自分で管理できるようにするのが大切。
お年玉から始める金融教育、実践してみてはいかがでしょう。