番組表
Reらいふ
2016年12月20日
大人が楽しむ絵本セラピー(12月19日放送)
今週は「本」をテーマにお伝えします。
絵本の魅力再発見!
大人のための絵本講座「絵本セラピー」についてお伝えします。
今こちらでは絵本を題材にしたワークショップ「絵本セラピー」が行われています。
「絵本セラピー」いったいどういうものなのでしょうか?
絵本というと子どものためのものと思いがちですがここにいるのは大人ばかり。
皆さん目を輝かせて絵本に聴き入っています。
目と耳の両方から絵本を楽しんだあとは同じテーブルの人たちと感じたことを発表しあいます。
この絵を見ても、絵の話する人もいれば、色の話する人もいるし、物語の構成について話す方もいらっしゃるし・・・
この絵本セラピーを考案したのは子どもの誕生をきっかけに絵本の魅力に気づき今では全国で大人のための絵本講座を行っている岡田達信さんです。
同じ絵本を読んでも大人はみんな違う感想、あるいは受け取るメッセージが違うんですね。
それは、実はその人の内面から出てきているものなんです。
絵本は言葉が少ない分その解釈が読み手に委ねられます。
過去にどんな経験を重ねたか今どんな立場にあるのか大人はそれらを投影して絵本を読みます。
ところが、本人は無意識にそういう読み方をしているので、気が付かないんです。
ただ人と比較してみると「あ、こんなに違うんだ」ということから初めて「これは自分の思っていることだ」「今自分のテーマだ」あるいは「自分の課題だ」ということに気付いたり気付くことで癒されたりしていくんじゃないかなという風に思います。
ラストを締めくくったのは「ライフ」という絵本でした。
「悲しいことがあった時などに」と岡田さんが薦める一冊です。
【参加者の声】
- 感想をみんなで言い合って、それぞれやっぱり違うので、そこにすごいなっていう感銘を受けました。
- 感性を呼び覚ましていただいたと言いますか、絵本のすばらしさというものを改めて、というか初めて感じたと言ってもいいくらい、絵本ってこんなすごい力を持ってるんだな、というのを感じました。
岡田さんの2冊の著書には絵本セラピーを紙上で体験できるページと今のあなたにお勧めの絵本が選べるブックリストが掲載されています。
一年の終わりに絵本を通して自分を見つめ直してみませんか?