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Reらいふ
2017年01月06日
七草を食べて無病息災 1月7日は人日の節句(1月5日放送)
あさって七日は、七草粥を食べる日「人日の節句」きょうは、変わり七草鍋を紹介します。
セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ。
春の七草を入れたお粥を食べるのが一月七日の「人日の節句」です。
お正月に食べ過ぎて疲れた胃を落ち着かせるためで、江戸時代に広まりました。
早春にいち早く芽吹く七草。
邪気を払い無病息災を祈る風習ですが、七草にはしっかりと栄養素が含まれています。
セリは、鉄分が多いので造血作用が期待でき、ナズナは、熱を下げ離尿を促します。
さらに、お茶にすると咳止めにもなるというゴギョウは、風邪の予防に。
古くから薬草として親しまれてきたハコベラは、たんぱく質・ミネラルなどの栄養素に富んでいます。
そして、ホトケノザは、食物繊維がたっぷり。
ビタミン類を多く含むスズナ、そしてスズシロは、ジアスターゼが消化を促進。
しかし、七草粥だけの食事だとちょっと物足りない・・という方に!
フードバイザー川越さんのおすすめ、鶏ささみと 大根おろしを加え、栄養もボリュームもアップした変わり七草鍋を紹介します。
ダイエットで炭水化物を抜いているという方も多いので、そんな方は鍋のみで。
しっかりご飯を食べたいという方には、あんかけご飯にすれば、家族みんなで楽しめます。
まず、鶏のささみをゆでて、身をほぐしておきます。
フォークを使うと手早くできます。
次に、根菜を薄く切って、沸騰した出汁に入れます。
火が通ったら白だしで好みの味をつけます。
コンソメなど洋風にしてもOKです。
そして、水溶き片栗粉でとろみをつけ、大根おろしを加えて火が通ったら、ざく切りにした七草を加えて出来上がり。
スズシロは大根のことなので、さらに大根おろしをプラスしてジアスターゼをたくさんとります。
とっても体にやさしいメニューですね。
そして、ご飯にのせれば、変わり七草が楽しめます。
ボリュームがあっておいしい。
若菜を食べて、自然界から新しい生命力をいただく。
青菜が不足しがちな冬場の滋養として受け継がれてきた七草の行事。
あさって七日の食卓がそんな七草の話題で弾むといいですね。