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Reらいふ
2017年01月20日
県産食材を上手に食べよう 乾燥蒸しショウガで温活!(1月19日放送)
今週のテーマは「県産食材を上手に食べよう」です。
生と乾燥で、効能が変わる生姜。
きょうは、体を温めてくれる乾燥蒸し生姜を紹介します。
宮崎県の生姜生産量は、全国第6位。
県内では佐土原が第1位です。
あすは大寒、寒いこの時期、生姜を食べて温まりましょう。
実は、生姜は生と乾燥では効能が変わります。
生の生姜には、「ジンゲロール」という成分が多く含まれており、毛細血管を拡張させて一気に熱を上げ、さらに冷ますという効果があります。
つまり、風邪の引きはじめで発熱しだした時に有効です。
それに対して 乾燥した生姜は「ジンゲロール」と「ショウガオール」が含まれており、体を芯から温めてくれるので、冷え解消に適しています。
そこで、この寒い時期を元気に乗り越えるために、乾燥蒸し生姜を生活に取り入れてはいかがでしょうか。
簡単な作り方を漢方養生指導士の畑中さんに教えてもらいました。
まず生姜の皮をむいて薄くスライスします。
その都度 使いやすいように、小さく切るのがお勧めです。
ひとかたまりの生姜に対し、圧力鍋に1カップの水を入れ、蒸し器を置き、スライスした生姜を並べます。
圧力鍋がない場合は、蒸し器で5分~10分ほど蒸してください。
圧力がかかったらすぐに火を止めて、自然冷却。
あとは、ざるに並べて天日干し。
重ならないように並べ時々裏返すと早く乾燥します。
1日~2日・・・完全に乾燥すれば、出来上がり。
鍋に残った水分には、有効成分がたくさん入っているので、捨てずにスープとして使ってください。
乾燥蒸し生姜の使い方は、調理の段階で一緒に入れるだけ。
煮魚をはじめいろんな料理に使えます。
ご飯を炊くときに入れるのもおすすめです。
また、乾燥蒸し生姜入り紅茶を飲めば、あっという間に身体が温まります。
有効成分を保ったまま、半年は保存ができますので、ぜひ作ってみてください。
一年で今が一番寒い時期。
乾燥蒸し生姜を上手に利用すれば、風邪知らずの元気な毎日が送れそうです。
試してみてはいかがですか。