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2017年01月24日

進行すると寝たきりに!?ロコモとは(1月23日放送)

今週のテーマはロコモ特集です。
進行とともに、寝たきりや要介護のリスクが高まるといわれる「ロコモティブシンドローム」を取り上げます。

ロコモティブシンドローム

膝を動かすと痛くてつらい方、ロコモティブシンドローム、いわゆるロコモかも。
進行すると介護が必要になるリスクが高くなるということです。

訪ねたのは宮崎大学医学部です。
ロコモ予防の研究や啓発活動などに取り組む、帖佐悦男教授に話を聞きました。

帖佐悦男教授

ロコモティブシンドロームの略でロコモと呼んでいる。
筋肉だったり骨だったり運動器が障害されると立つ歩くが困難に。
このような移動機能が低下した状態をロコモと呼んでいます。

ロコモの疑いがある人

日本整形外科学会によりますと、ロコモの疑いがある人は全国で約4700万人と推計されています。
これは高血圧やメタボリックシンドロームなどの推計人数を上回る数で、まさに新たな国民病です。
これには「生活環境と寿命」も関係していると帖佐教授は指摘します。

ネット社会による年齢のギャップ

ネット社会になったので自分で体を動かさない。
日本は平均寿命も健康寿命も世界一だがこの間に約10年のギャップがある・・・
10年は閉じこもりになったり寝たきりになったりして命が長らえていると、自立した生活ができる期間、健康寿命は、県内では男性が71,75歳、女性が75,37歳で、平均寿命と比べると男性は約9年、女性では約12年の開きがあります。

ロコモは高齢者など大人だけの問題ではありません。

公園に行ってもスマホをいじる

今のこどもは公園に行ってもスマホをいじっている。
小さい頃に運動しない人は大人になってもしない。

ロコチェック

自分がロコモかどうか簡単に確かめることができるロコチェックです。
運動機能の衰えを察知し早めの対策を行う必要があります。
家の中で躓いたり滑ったりする、階段を上るのに手すりが必要、片脚立ちで靴下がはけないなど1つでも当てはまればロコモの可能性があります。

帖佐悦男教授

ロコモ予防の1番のポイントは自分の体の特徴を知ってください。
ロコ チェックというのがあります。
ぜひ一度試してみてください。

進行とともに、寝たきりや要介護のリスクが高まるロコモ。
まずは自分の体の状態をよく知って早めの予防に努めることが大切です。

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