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Reらいふ
2017年01月27日
目指せ!健康長寿日本一 ロコモ予防のポイント(1月27日放送)
今週はロコモ特集と題してお伝えしています。
放っておくと介護が必要になるリスクが高まる「ロコモ」、最終回のきょうは予防のポイントをおさらいします。
ロコモティブシンドローム、いわゆる「ロコモ」は、骨や筋肉など身体の運動機能に関わる器官に障害が起き、立つ、歩くなど移動機能が低下した状態のことで、進行すると介護が必要になるリスクが高まります。
ロコモ予防の研究や啓発活動などに取り組む、宮崎大学医学部の帖佐悦男教授にロコモを予防する3つのポイントを聞きました。
「1番のポイントは自分の体の特徴を知ってください。ロコモチェックやロコモ度テストという詳しい検査もあります」
自分がロコモかどうか簡単に確認できるのが7つのロコチェック。
片脚立ちで靴下がはけない、15分くらい続けて歩くことができないなど1つでも当てはまればロコモの可能性があります。
さらに、その進行度を調べる詳しいテストがこちら。
椅子など40㎝ほどの高さの台に座り、ゆっくりと片脚で立ち上がります。立ち上がれなければロコモ度1、移動機能の低下が始まっている状態。両脚でも立ち上がれなければ進行している状態で専門医の受診が必要です。
自分の体の特徴を知っていただいたら運動ですね。
バランス能力をつけるロコトレ「片脚立ち」では、姿勢をまっすぐにして立ち、机などにつかまりながら床につかない程度に片脚を上げます。
下半身の筋力をつける「スクワット」では、肩幅より少し広めに脚を広げて立ち、お尻を後ろに引くように体を沈めます。
あまり激しい運動をすると悪くなることがあるので自分にあった運動を!
3つ目のポイントはバランスのよい食生活です。
健康に欠かせないのは炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルのいわゆる「5大栄養素」。
主食、主菜、副菜に乳製品や果物などを組み合わせながら5つの栄養素をバランスよく摂ることが大切です。
県民1人1人がぜひ自分の体のことを運動器を大切にしていただければロコモ予防にもなりますし、メタボ予防にも繋がります。ぜひ、健康長寿日本一を目指してみなさん一緒にがんばりましょう。
「目指せ長寿日本一」
ロコモ予防でいつまでも自立した生活を送りたいですね。