番組表
Reらいふ
2017年02月07日
スポーツの健康 健康的に走るために(2月6日放送)
今度の日曜いよいよ延西日本マラソンが行われます。
冬はマラソンの季節!走る際に知っておくと役立つ情報をご紹介します。
延岡市内にある整形外科を訪ねました。
日本体育協会認定のスポーツドクター、佐藤信博医師です。
スポーツを主な原因とする障害の予防や治療などにあたるスポーツドクターとして延岡西日本マラソンでは毎年救護チームを務めています。
Q:延岡西日本マラソンではどんな活動を行っているのですか?
走り終わった方たちを中心に本部で手当てをしていくということになっています。
埼玉県庁の川口優輝さんが走られた時に・・・倒れまして、救急の所に運ばれてきて手当てをしたことがあります。
水分管理がうまくいってなかったことなどがあって脱水になったという話をされていました。
トップのアマチュアでもなるということでやはり皆様方に気をつけていただきたいと思います。
健康的にマラソンを楽しむにはいくつかの注意点があります。
気をつけていただきたいのが水の管理です。
脱水になるとみなさん心配されるが、脱水だけでなく水中毒がおこることもあります。
大量の水を摂取することで血液中のナトリウム濃度が急激に薄まり、身体機能が低下。
最悪の場合、死に至ることもあります。
水分補給は汗の様子を見ながら少量ずつこまめに行うことが大切です。
次にペース配分。
運動器を傷めぬよう、短い距離からゆっくりと始め体を慣らします。
最後は体温調節です。
低体温症になると体のあらゆる機能が低下する為、寒い季節や風のある場合などは上着や手袋などで体温調節します。
さらに、怪我を予防するには普段から足の力を強化しておく必要があります。
太ももの裏の筋肉を伸ばすエクササイズです。
足を伸ばした状態で座り片方の足を曲げます。
ひざが浮かないよう抑えながら体を前に倒します。
次に足首のストレッチです。
足を前後に開き、前足に体重をのせます。
足首を柔らかくしておくことでねんざなどを防ぎます。
ふくらはぎの筋肉を整えるエクササイズでは、足を肩幅に開き、壁に手をつきながら両足のかかとを上げ下げします。
親指と人差し指の付け根を意識するのがポイント。
筋や筋肉を傷めるのを防ぎます。
マラソンしたことのない方もマラソンは非常に楽しいスポーツです。
準備を整えて少しずつ走ってほしいと思います。
マラソンは、シューズがあれば気軽に始められるスポーツです。
しっかり準備をして、健康的に楽しみたいですね!