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2017年02月08日
AED講習を!救命率を高める(2月7日放送)
延岡西日本マラソンを前に、今週は「スポーツと健康」をテーマにお送りしています。
突然の心肺停止状態からの救命率を高めるAEDの使い方です。
もしも突然心臓が止まってしまったら、その場に居合わせた人には何ができるでしょうか?
今日は、救急救命士の松本さんに伺ってみたいと思います。
松本さん、私たちにできることはありますか?
はい、あります。
心肺停止の人への処置はまさに一分一秒を争います。
現場に居合わせた人の対応が重要になってきます。
119番に電話をして救急車を呼び心肺蘇生を行うとともにAEDを使用します。
心臓が突然止まるのは心臓の細かい痙攣が原因であることが少なくありません。
この痙攣を電気ショックにより取り除く働きをしてくれるのがAEDです。
では、実際に使ってみましょう。
本当に電気ショックが必要かどうかについてはAEDが自動的に判断し音声などの指示が出ますので怖がらずに使ってみましょう。
まず開封し、電源を入れます。
音声が流れ始めたら指示に従って行動します。
- 「反応を確認してください」(大丈夫ですか?と確認)
- 「119番に通報してください」
- 「正常な呼吸があるか確認してください」
- 「胸をはだけてパッドを貼ってください」
- 「身体に触れないでください心電図を調べています」
- 「電気ショックが必要です身体に触れないでください。点滅しているショックボタンを押してください」
※電気ショックが必要な状態ですので、周りにだれも触れていないことを確認して点滅しているボタンを押してください。
- 「電気ショックを行いました」
- 「胸骨圧迫から始めてください」
- 「できる方は人工呼吸も行ってください」
胸骨圧迫は強く、休まず、1セット30回を目処に行いましょう。
救急車が到着するまでこの動作を繰り返し実施してください。
電気ショックが必要ではない状態の時は「電気ショックは必要ありません」と音声が流れます。
救急車が到着するまでには平均で約9分かかります。
それまでの間に救命行為が行われた場合はその後の生存率や社会復帰率が2倍以上高いことがわかっています。
宮崎市消防局では、応急手当の普及啓発を推進しております。
AEDの取り扱いや心配蘇生法の講習などを行っております。
気軽にお問い合わせください。
駅や空港、スポーツ施設などあらゆる場所に設置されているAED。
万一に備えて講習を受けておきませんか?
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