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Reらいふ
2017年02月09日
マラソンに欠かせない給水の効果に注目!(2月8日放送)
日曜日の『西日本マラソン』を前に、「スポーツと健康」をテーマにお伝えしています。
ランナーにとって大切な給水。
きょうは、給水の効果についてお伝えします。
42.195キロを走り抜けるマラソンは、人間の体を極限まで使うスポーツ。
今日はマラソンに欠かせない給水についてお伝えいたします。
スポーツにおける給水の大切さについて、Mスポーツ整形外科クリニック、院長の樋口先生にお聞きしました。
給水が必要な理由運動すると、人間の体温があがります。
体温をさげるために汗がでます。
発汗すると水分と電解質、ナトリウム、カリウムが失われます。
給水をとらずに運動すると身体が脱水になって最悪の場合、意識を失う、水分だけをとりすぎると、低ナトリウム
血しょう、水中毒という状態になり命の危険が起こる事もあります。
マラソンの給水所に置かれるドリンク。
延岡西日本マラソンの場合は、3種類あります。
■スポーツドリンク
電解質と糖質、種類によってはアミノ酸などが含まれている場合もあります。
運動中に摂取することで、疲労を回復させたりとかエネルギー摂取して運動を長く続けられるようになったりという利点があり、失われた電解質を補う事で運動能力の低下を防ぐことが出来ます。
■真水
水の場合は、水分だけになりますので、電解質を補えません。
理想的には電解質、糖質の入ったものの方が望ましいと思います。
水を体表面にかけるのは、体表面から熱を奪うので、体温を下げる働きがあります。
■スペシャル・ドリンク
参加ランナーが持ち込むオリジナルのスペシャル・ドリンクです。
延岡西日本マラソンでは、全国のマラソン大会でも珍しく、一般参加のランナーでもスペシャルドリンクを置くことができます。
選手それぞれが自分用の飲みやすいものを用意する。
それがスペシャルドリンクです。
■スペシャルドリンクを取るメリット
失われた水分の補給、糖質の補給、疲労回復のための要素をとれる。
途中でエネルギー補給しないと餌切れにになってしまうので、何KMでどれくらい摂るとか、選手によっては後半に味を濃くしていくとか、トップアスリートは、体調とか、気温とかに応じて調整するようです。
それくらいやらないとフルマラソンは厳しいです。
コンディションを維持するのはもちろん、勝負も左右する給水。
日曜日は、給水ポイントにも注目しながら、マラソン観戦を楽しんではいかがでしょうか。