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Reらいふ
2017年02月16日
子育て世代にやさしい 子どもサポートタクシー(2月15日放送)
今週は「サポート」をテーマにお伝えします。
子育て世代にやさしいタクシーサービスをご紹介します。
きのう宮崎市内で行われた「こどもサポートタクシー」の出発式です。
地域の子育てを応援しようと、宮崎市のタクシー会社が運用をスタートさせました。
夕方の忙しい時間に重なるこどもの送迎は親にとっては悩みの種。
「こどもサポートタクシー」は、放課後の塾や児童クラブなどに通うこどもが1人でも安心して利用できるというサービスです。
事前に名前などを登録すれば、予約時に配車希望を伝えるだけで利用でき、運賃以外の追加料金はかかりません。
送迎後、希望する保護者には送迎完了を知らせる連絡が届きます。
「こどもさんの送迎などの需要も予約も増え、地域貢献になればと考えた」
こどもサポートタクシーのハンドルを握れるのは、会社指定の養成講座を受講したドライバーに限られます。
この日はおよそ50人のドライバーが講習会を受け、保育士から、子供との接し方や緊急時の対応などの指導を受けました。
「子育て中だが人のお子さんを預かることにはあまり慣れていないので、心構えや注意事項がきけて勉強になった。みなさん必死に時間を作っているので少しでも楽にお役に立てればうれしい」
さらに、妊娠中の女性に優先的に配車されるサービス「ママサポートタクシー」では、事前に氏名や病院などを登録しておけば、陣痛でつらい状態でもスムーズに病院に送り届けてくれます。
車内には吸水シートやバスタオルが常備され破水や出血などを気にせず24時間年中無休で利用できます。
このサービスに登録している人は県内3つの地域で800人余り。
この2年で倍以上に増加しています。
「初めて依頼するお母さんは不安がると思う。その方たちとのコミュニケーション、こどもさんとのコミュニケーションを大事にしていきたい」
妊娠中から子育て期間もサポートするタクシーサービス。
忙しい子育て世代にとって頼りになる存在です。