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Reらいふ
2017年03月22日
女性の一生に寄り添う かかりつけ婦人科(3月21日放送)
今週のテーマは「かかりつけ」です。
女性の体の様々な不調について相談できる「婦人科」のかかりつけについて紹介します。
女性の一生のそれぞれのライフステージにおいて、寄り添い、サポートしてくれる婦人科。
信頼関係のある「かかりつけ」を持つと安心です。
延岡市にある長沼医院を訪ねました。
婦人科の長沼先生に話を聞きます。
婦人科を受診される患者さん達は、なかなかやっぱり恥ずかしいということで、受診までのタイミングが遅れるケースが多いですね。
それまでに自分で薬を購入されたりして自己流で治療されたりして、来られた時には悪化しているというケースもままあります。
何かあればですね、気軽に婦人科を受診していただいて、しっかり「かかりつけ」を持っていただくと、とても安心だと思います。
デリケートな相談が多い婦人科。
少しでも話しやすいようにと長沼先生は、くつろげる空間作りを工夫してきました。
遠方からの患者や精密検査を受ける患者にはハーブティーを出すなど特に心を配ります。
婦人科では、妊娠出産にまつわる相談は勿論のこと、子宮がん検診、頭痛やめまい、冷え症などの症例にも対応しております。
これらの症状は一見婦人科とは関連がなさそうに見えるんですけれども、女性ホルモンと深く症状が関わっていることもあります。
「女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量の変化」
女性の体と心に大きな影響を与える女性ホルモン。その分泌量は年齢とともに変化してゆきます。
思春期の時期は、女性ホルモンの分泌が増加してくる時期でもあります。
ただ、状況的にまだ不安定な時期でもありますので、月経のトラブルがよく見られるというケースがあります。
この時期は周りにいる大人のサポートが鍵になります。
月経や月経痛にまつわるトラブルというのはそのままにしておくと将来大きな病態を引き起こす可能性もありますので必ず周りの大人が気づいて、病院に婦人科の方に、連れてきてほしいと思います。
20代に入ると分泌は安定し始めますがこの時期も女性ホルモンと上手に付き合うことが大切です。
急激なダイエットや不規則な生活、大きなストレスなどはホルモンバランスが乱れる原因になります。
女性の健康を守ってくれる女性ホルモン。
体内で似た働きをしてくれるのがイソフラボンです。
イソフラボンを多く含む大豆食品は女性の一生の味方です。
40代半ば頃を過ぎますと、女性ホルモンの分泌は急激に落ちてきます。この時期を更年期と言います。
女性はがんばり過ぎて、がまんし過ぎる傾向にありますので、体調の不良を感じましたら、是非婦人科の受診をしていただければと思います。
医師との相性はとても大事になってきますので、信頼できるかかりつけがみつかるまであきらめずに探してほしいと思います。
女性の生き生きとした毎日をサポートしてくれるかかりつけ婦人科。
心強い味方を、あなたも探してみませんか。