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Reらいふ
2017年03月23日
健康に関する全てをサポート かかりつけ薬剤師制度(3月22日放送)
今週のテーマは「かかりつけ」です。
薬の管理から健康管理全般の相談まで、全部おまかせ。
去年スタートした「かかりつけ薬剤師制度」についてお伝えします。
去年4月からスタートしたかかりつけ薬剤師制度。
その内容について、こちらの薬局で伺いました。
Q:かかりつけ薬局という言葉は、よく耳にしますが、かかりつけ薬剤師とはどういうものですか?
かかりつけ薬剤師とは、患者さんが服用している薬の管理をはじめ、体調・食事の管理など、健康全般の相談ができる、その患者さん専属の薬剤師のことを言います。
薬の服用状況を把握し、副作用や飲み合わせなどの相談を受け、患者さんの薬による治療を、最適にするために作られた制度です。
Q:今も、薬局では、いろいろ教えてもらえますが、それとの違いやメリットは、何ですか?
多くの患者さんが、病院や診療所の近くの薬局でお薬をもらうと思いますが、それでは、その患者さんの全てを把握する事は難しいです。
この制度では、専属の薬剤師が、その患者さんの薬のことや健康面など、一元的に管理できる所が、大きな違いです。
制度を利用すると、24時間いつでも相談する事ができます。
また、必要に応じて、体調の変化などを、薬剤師が医師に報告したり、自宅にある薬の整理を行います。
尚、この サービスを提供できるのは、一定の基準をクリアした薬剤師のみとなっています。
この制度を利用するには、信頼のできる薬剤師を選び、同意書を交わします。
かかりつけ薬剤師は、患者さん一人につき一人選ぶ事ができ、同じ月に、2人以上の指定はできませんが、月が変われば変更は可能です。
申し込んだ後、病院で処方箋をもらったら、かりつけ薬剤師がいる薬局で薬を受け取ります。
費用は、保険によって異なり自己負担額は、20円~100円程度のアップとなります。
尚、お薬手帳は、必ず持参してください。
まず、一つのかかりつけ薬局を決め、信頼できる、何でも相談できる薬剤師を見つける事が、何より大切です。
多少、費用はかかりますが、患者さんの全てを理解してくれる薬剤師が継続的にサポートしてくれるという、安心が得られると思います。
この制度を通じて、処方箋がなくてもなんでも気軽に相談に来られる、地域に根差した薬局、薬剤師を目指していきます。
かかりつけ薬剤師という、頼もしい存在がいる事で、気持ちの上でも健康な毎日が過ごせそうです。
■お問合せ
啓愛調剤薬局(宮崎市新別府町)
TEL:0985-23-6121
宮崎県薬剤師会医療保険委員会
副委員長 薬剤師 井上尚彦さん