今週のテーマは、だんだんと近づいている「春を探して」
きょうは旬の味覚「初カツオ」です！

近海カツオの一本釣りで日本一の漁獲量を誇る宮崎県。
先月から「宮崎初かつおフェア」もスタートして春の味覚、美味しいカツオの季節到来です！

Q：宮崎に春の訪れを感じさせる初カツオですが、そもそも初カツオとはどのようなものでしょうか？

A：赤道で生まれたカツオが暖かい季節に応じて北上してきます。そういったものを初カツオといいます。
九州沿岸では2月の後半から5月のゴールデンウィークごろまでが最盛期です。

ここ2～3年不漁が続いています。
去年に比べると3分の2ぐらいの水揚げ量です。
宮崎市内の飲食店でも初カツオは人気の一品です。

のぼり見てポスター見て入ってきたお客さんがそれを求めるから、喜んで帰られる。
日本一のカツオ。
産地・宮崎ならではのオススメの食べ方が「焼っ切り」です！
カツオといえば「たたき」が一般的ですが、「たたき」と「焼っ切り」の大きな違いは皮だけ炙るか、身も炙るかということです。
生の部分が多くなるので下処理は丁寧に行います。

血合いを抜きます。
カツオが苦手な方でもそれを外すと食べられるといいます。
柔らかい炎で切り身全体を焼く「たたき」に対して、「焼っ切り」は皮付きのまま強火でさっと炙り焼きます。
さらに「たたき」のように氷水でしめないので旨味が逃げないそうです。

生の状態、皮の表面を炙ることによって香りも出るし脂分も出てくる。
美味しさを一番楽しめる食べ方だと思います。
わさびやニンニクなど薬味をあわせて醤油やポン酢でいただきますがこの店ではカツオの美味しさを味わうために塩で食べることを勧めています。

カツオの旨味がものすごく強いです。
皮面だけ炙っているので歯ざわりがしっとりしています。
刺身の食感とたたきの　香ばしさが両方味わえる食べ方だと思う。
ぜひ新しい食べ方というかまた違うおいしさがあると思いますのでぜひ試してもらいたいと思います。

「宮崎初カツオフェア」は5月15日までです。
宮崎に春の訪れを告げる初カツオ。
新鮮だからこそできる食べ方でみなさんも旬を味わってください。

■お問合せ
海鮮食堂 うお座
宮崎市中央通6-23
TEL：0985-26-3504