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Reらいふ
2017年05月26日
梅雨を前に湿度に注意!楽器のお手入れ(5月25日放送)
本当に美しい音色を持つピアノですね。
このようなピアノ、ギター、木管楽器などはほとんどが木でできています。
今日は梅雨時期の湿度の影響を受けやすい楽器のお手入れ方法をお伝えいたします。
宮崎市 西村楽器の綿屋さんに、お話を伺いました。
梅雨時期は湿度が高くなります。
そうすると、木の楽器は膨張したり、かびたり、金属部分ではさびができてしまいます。
このような現象にならないために、湿度調整剤、除湿機、エアコンなどを使い、楽器に最適な環境を整えてあげてください。
それぞれの楽器への適切な梅雨対策は?
まずはピアノです。
ピアノの理想的な環境は、私たち人間が快適と思える環境とほぼ同じです。
湿度が多すぎる、乾燥しすぎる、急激な温度変化はピアノには大きなダメージになります。
ピアノに適した室温は15度から25度、湿度は40パーセントから70パーセントが最適といわれています。
ピアノのある部屋に湿度計を置いておくと目安になるでしょう。
湿気の多い時期は、エアコンや除湿機をかけ、ピアノ専用の除湿剤も活用しましょう。
天気の良い日には窓を開け、ピアノの天井ふたを開けてピアノ内部の空気を入れ替えも良いでしょう。
鍵盤を弾いて元の位置に戻らない、ピアノの後ろにカビが生えている、など通常では見られない状況が発生したら要注意!
調律師にご相談してみましょう。
次にギターです♪
一般的に流通しているギターは分厚い塗装膜で覆われているので、それほど湿度の影響を受けません。
しかし、内側はほとんど塗装がありませんので湿度の影響を受ける可能性があります。
塗装の薄いギターもありこれらは外気の状態に大きく影響されます。
そのようなギターのハードケースに湿度調整剤をいれて管理するのがよいでしょう。
次に木でできた木管楽器です。
クラリネットやオーボエは木でできているため、湿度が高いと膨張します。
湿度の高い梅雨時期には湿度調整シートをケースの中にいれて、湿度を一定に保つことをおすすめします。
みなさんも、マイ楽器を適切に管理して、梅雨時期にも素敵な音色を響かせてみませんか?