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Reらいふ
2017年06月20日
毎月19日は食育の日 心身ともに健やかに!(6月19日放送)
きょうは食育の日です。
毎年6月は食事の大切さを考える食育月間に定められています。
今週は食育をテーマにお伝えします。
宮崎市にある南九州大学には、「管理栄養学科」があります。
栄養学が専門で食育に詳しい杉尾直子教授に話を聞きました。
こどもへの食育は、生涯に渡り心身ともに健やかに生きられるよう、その基礎を作るために行われます。
こどもの味覚は大人よりも敏感です。
様々な味を知ることで味覚を形成します。
また、食事を通してコミュニケーション力やマナーなどの社会性を身につけることもできる他、食習慣を整えることが肥満や生活習慣病の予防にも繋がります。
3食きちんと食べることが基本ですが、特に朝食はやる気の源。
学力や体力向上にも関係すします。
文部科学省が昨年度行った学力調査によりますと、朝食をきちんと食べる習慣のあるこどもほど、テストの正答率が高い傾向があることがわかりました。
さらに、体力調査でも、朝食を毎日食べるこどもほど合計点が高いという同様の結果が出ています。
朝食を抜く習慣は大人になっても続く傾向があるため、幼少期からの食習慣は非常に大切です。
こどもの好き嫌いや、時間がとれず悩む人はどうすればよい?
嫌いな物でも粘り強く食卓に出し続けて下さい。
時間はかかるかもしれませんが食べられるようになることが多いです。
食事の準備などを体験なども食への興味が生まれ好き嫌いを克服する1つの方法になります。
大切なのは、食事は楽しいと感じさせることだといいます。
親子ともに忙しい現代ですが、週に1度でも家族全員で食事する機会を設けてください。
説教の場にしてはいけません。
家族と一緒に食べる楽しみを味わうことが、食への関心を生むだけでなく心身の大きな栄養素になります。
人生を生き抜くための大きな力となる食育。
できることから始めてみてはいかがでしょう。