番組表
Reらいふ
2017年06月21日
食べることは生きること 映画「はなちゃんのみそ汁」(6月20日放送)
今週のテーマは「食育」です。
今日は親子で「食」、そして「生きること」を考える催しが開かれます。
先週末の2日間、ある映画の上映会が宮崎市でありました。
その映画とは「はなちゃんのみそ汁」。
がんでこの世を去った安武千恵さんと家族の日々をつづったエッセイが2012年に発売され、大きな反響があり、映画化されたものです。
この映画を見ることで子供から大人まで家庭で食を見直すきっかけ作りにしてもらいたいと思っています。
勉強は二の次でいい。
健康生きる力が身についていれば・・・
千恵さんは4歳になった娘、はなちゃんに出汁から作るみそ汁を教えました。
今回の上映会には映画の原作者で福岡に住む安武信吾さん、そして娘のはなちゃんが登場しました。
「みそ汁作りは」お母さんとの約束だし、作ったらお父さんが喜んでくれるので、それで作ってます。
「味噌汁は、はなが作る」
お母さんとそう約束した時、5歳だったはなちゃんも、今は中学3年生。
将来の夢「管理栄養士」になるため勉強を頑張りながら、いろいろな料理を作っています。
料理を作ってたらそばにいる感じ、見られている感じがして・・・
葬式のあと自暴自棄の状態になってて、四十九日過ぎたぐらいに突然(はなさんが)、みそ汁を作ったんですよ。
人生でこんなおいしいみそ汁初めてってぐらいの味で・・・
- ささっと食べて食事を終わらせてしまうこともあるけど、生きていくという中で食べることはすごく大事だと感じました。
- 作ってくださる人に感謝してこれから食べようと思います。
- (みそ汁)一緒に作ってみたいと言ったので、一緒に作ってみようかな~と思います。
千恵さんから学んだこと。
それは「台所は命を繋ぐ場所」ということです。
他者を思いやる心が育つ。
自分の健康だけじゃなく人を思いやる心。
こういうことを妻は教えたかったのかなと思います。
県内ではこれから小林市や綾町などで上映会をする予定です。
「食べることは生きること」。
命を懸けて千恵さんが教えてくれた「食」の大切さが宮崎でも広がっていきます。
■お問合せ
みやざきの食と農を考える県民会議
TEL:0985-26-7132
■お料理を教える千恵さんは厳しかったとはなしていたはなさん。
「おみその量は?」と聞いても「自分で考えてごらん」という風に言われたそうです。
今思えばその厳しさが今の自分に活きていると感じるそうです。