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Reらいふ
2017年08月02日
社会科見学に行こう!日南市「亜熱帯作物支場」(8月1日放送)
今週のReらいふでは「夏休みに行きたい社会科見学おすすめスポット」を紹介しています。
今日はここ、南国ムードいっぱいの「亜熱帯作物支場」にやってきました。
日南市南郷町にある「県総合農業試験場 亜熱帯作物支場」では、宮崎の気候に適した新しい品種の開発や生産技術の研究を行っています。
大きく3つのエリアに分かれており、1つ目はトロピカルドームです。
【トロピカルドーム】
このドームは、うちの試験研究成果を一部展示しながら、世界中の珍しい花や木を集めて一年中見学できる施設です。
年間を通して30度に保たれたドーム内では、約80種類の植物を見ることができます。
■パラミツ
これは「パラミツ」と言います。
別名ジャックフルーツと言われる果物で、東南アジアやアフリカで自生で食べられてるんですけど、世界最大のフルーツと言われています。
これはまだ子どもなんです。一番大きくなると50kgとか60kgとかこんな大きさになります。
■バニラ
皆さん名前はご存知だと思います。「バニラ」です。
もうちょっと大きくなってから収穫をして乾燥や発酵を複雑に組み合わせてカラカラに乾かした状態のここまでもってくるとあの匂いがします。
バニラは 現在、主にアフリカや南米から輸入されていますが、ここでは国産バニラの製品化に向けて研究が進められています。
■仏手柑
こちらは仏の手の形をした「仏手柑」。
パイナップルやパッションフルーツなども実っており、自由に見学することができます。
【有用植物園】
外に出ると、2つ目のエリア「有用植物園」が拡がっています。
時間ごとに4つの散策コースが設けられていて、サボテンやアロエの仲間が多数見られる「ロックマウンテン」など様々なテーマゾーンを楽しむことができます。
頂上に立てば、海を臨む絶景が拡がります。
【試験研究施設】
ここが3つ目のエリアの「試験研究施設」です。
一般のお客様は普通外からだけになるんですけど、今日は特別に中を見てもらおうと思います。
宮崎の特産品・完熟マンゴーを生み出したのも、この研究施設です。
このハウスはマンゴーの色んな品種を比較、試験をしているハウスです。
■ラポーザ
このマンゴーはラポーザという品種で、今世に出回っているアーウィンとはちょっと違うんですけどアーウィンを補佐する可能性があるということで、試験をしているマンゴーです。
■金煌
これは金煌という種類のマンゴーです。沖縄などで作られています。このマンゴーも甘いです。
花や果実の販売は行っていませんが、隣接する「道の駅なんごう」では、南郷産の完熟マンゴーをたっぷり使ったマンゴーかき氷などを味わうことができます。
子どもから大人まで楽しめる亜熱帯作物支場、夏休みに親子で見学してみてはいかがでしょうか?