番組表
Reらいふ
2017年08月04日
社会科見学 新商品開発の舞台裏を見学(8月3日放送)
今週のReらいふは、社会科見学シリーズ。
今日は、工業と食品分野の両方について学べるこちらにお邪魔します!
宮崎市佐土原町のテクノリサーチーパークにある県工業技術センタ―と食品開発センターは、県内の産業振興を図るため、研究開発、設備利用などの支援を行う機関です。
当センターでは、地域資源の活用や廃棄物のリサイクルに関する研究の他、工業製品や食品に関する技術的な相談や指導など、様々な支援業務を行っております。
こちらには、100を超える実験室や研究室があり、予約制で見学も受け付けています。
まず 訪れたのは、デザイン設計室です。
こちらは、3Dプリンターを使って、立体モデルの製作を行う部屋です。
樹脂タイプと石膏タイプ、2種類のプリンターがあります。
樹脂タイプは、高強度、高耐久性であるため、製品の試作に。
石膏タイプは、フルカラーで造形できるため、建築模型等の作成に利用されています。
続いては こちらの部屋、高性能なデジタル顕微鏡が設置されています。
こちらは「システム金属顕微鏡」という装置です。
最大9,000倍という高い倍率で、金属材料等の組織や表面を観察することができます。
わずか直径0.16mmの金属性のボールも、このように、幅や形まで、しっかり確認できます。
そしてこちらは、アルコール飲料醸造のための実験室です。
この機械は、焼酎の蒸留を行うもので、「常圧蒸留器」といいます。
原料の特性を生かして、熟成により、芳醇な香味を作り出す事ができます。
ここでは、酵母を使った様々なアルコール飲料が開発されています。
そして商品開発の仕上げパッケージデザインなどは、こちらのCGデザイン室。
パッケージやリーフレットなど商品の魅力をアピールするためのデザインを支援します。
こちらは、「フラットベッドカッティングプロッタ」という装置です。
段ボールや厚紙などを印刷物に合わせて自在にカットすることが可能で、パッケージの試作等に利用できます。
このほか、大型インクジェットプリンターなど、センターには、興味深い機械やシステムが揃っています。
今回センターの施設の、ほんの一部をご紹介させていただきました。
これを機に、子供達が化学技術に関心を持って、将来、宮崎を背負って立つような人材が生まれると嬉しいです。
宮崎の魅力あふれる商品開発に、貢献するこちらの施設。
子供にも大人にも、有意義な社会科見学になりそうです。
■お問合せ
県工業技術センター・食品開発センター
宮崎市佐土原町東上那珂 ※見学は事前に電話にて予約
TEL:0985-74-4311