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Reらいふ
2017年08月09日
夏の健康対策 クーラー病にご用心(8月8日放送)
外と打って変わって、ここは、涼しくて気もちいい!
でも、これが毎日続くと、なんだか体がだるい、という事になりがちです。
そこで今日は、そんな通称クーラー病についてお伝えします。
クーラーの影響による体調不良について、宮崎市のこちらの病院でお話を伺いました。
Q:クーラー病とは?
A:医学的な病名ではなく、クーラーに当たる事によっておこる、様々な症状の事をいいます。
人間の体温調整は、主に、汗と、肌表面の血管で行われています。
- 汗をかくと、汗が蒸発する時に熱が奪われ、体温が下がる
- 体の表面の血管は、暑い時には血流を増やし熱を放出し、寒い時には、収縮して熱を逃がさないようにします。
- 自分の意志によらない体の調整をしているのが、自律神経です。
この自律神経は、極端な温度差など、環境の変化が大きい時には、十分に対応できなくなるため、食欲不振、体のだるさ、頭痛・肩こりなどの症状が出てきます。
クーラー病にならない為の対策として、エアコンは、25度~28度の間で、外気との差が5℃未満になるよう設定しましょう。
除湿機能もオススメです。
会社などで、エアコンを避けられない環境の人は、上着やひざ掛けなどで体が冷えないように調整しましょう。
また、暑いからと言って、冷たいものばかり食べたり 飲んだりするのはNG!
できるだけ温かいものを取るようにして、ショウガや、ネギなど、体を温める食材も積極的に摂りましょう。
さらにお風呂も重要。
40度前後のぬるめのお湯につかることで、血行が良くなり、冷えの予防、解消に効果的です。
また適度な運動も大切です。
座りっぱなしだと、血行が悪くなるため、1時間に1回程度は、少し歩いたり、屈伸運動をするのもいいと思います。
また、お辞儀体操というのがあります。
足を肩幅に開いて、体を90度曲げ、お辞儀をするような姿勢をとります。
こうする事で、血流がよくなり、冷えが改善されます。
体調不良を感じたら、まずこういった生活習慣を見直してみて、改善しない時は、内科などを受診して見て下さい。
『何となく体がだるい』は、放っておかず、しっかりケアして、元気な夏を過ごしましょう。
■お問合せ
藤木内科外科クリニック
宮崎市大字小松
TEL:0985-47-0852