「tsukuru」。

今月5日、延岡市土々呂にオープンしたばかりのハンドメイドを中心にした雑貨店です。
きょう紹介する身近な女性アーティストは、このお店オーナーです。
店内には、県内外のハンドメイド作家17人の作品と、セレクト雑貨や洋服が集められています。

「yaya」という作家ネームで活動する　片伯部愛也さん。
土々呂出身のレザークラフト・アクセサリー作家です。
2年間会社勤めをしたあと、週末ごとに、全国各地のハンドメイドイベントに参加しながら4年間、店を開くための準備を積み重ねてきました。
そして、店舗開店で選んだ場所は、自分のふるさとです。

延岡には、ハンドメイドに触れることができるお店がほとんどないので、たくさんの人に、ハンドメイドの良さを知ってもらいたい。
また、自分の生まれ育った街が、もっと活性化してほしいという気持ちで、この場所にオープンしました。

Q：どんなお店づくりを目指しているんですか。

「日々をつくる　暮らしに寄り添う」がテーマです。
丈夫で、かわいくて、あたたかみがある手作りのものが、日々の生活に溶け込んで、やさしい気持ちになれるように。
また、手の届かないような高いものではなく、魅力ある作品をリーズナブルな値段で紹介することで、使う人の暮らしに寄り添いたいと考えています。

店内で一番高いのが、こちら、6500円。
宮崎市の作家が作った洋服です。
一番安いのは、yayaさんが作ったイヤホンホルダーとキーケースです。
それぞれ250円。
どれをとっても、作家のぬくもりを感じ、実に丁寧な仕上がりです。
しっかりした作りなのに、リーズナブル。
魅力的でワクワクします。

これまで全国各地のイベントで、たくさんのハンドメイド作家さんと出会いました。
宮崎ではないような、その土地ならではの感性を感じ、それを紹介できるのはとても刺激になります。
新鮮な魅力を感じて頂けると思います。

また、yayaさん主催のハンドメイド雑貨のイベントも定期的に行われています。
来月2日と3日は、延岡総合文化センターで、「えんクラフトマーケット」が開催される予定です。
たくさんのハンドメイド作品がより多くの人の手に届けばと、行動範囲が広がるようです。

レザークラフト・アクセサリー作家yayaさんの夢が詰まったお店、「tsukuru」。
土々呂のお店に出かけてみてはいかがですか。