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Reらいふ
2017年08月30日
身近な防災2 住宅の耐震化(8月29日放送)
明日からの防災週間に合わせ、今週のReらいふは災害への備えをテーマにお送りしています。
2日目の今日は「住宅の耐震化」についてです。
こちらは、昭和56年までの旧耐震基準で建築された住宅を2棟並べて、阪神淡路大震災と同じ規模の揺れを再現した実験映像です。
耐震補強工事を行っていない家は倒壊しましたが、工事を行った家は倒壊しませんでした。
住宅の耐震化の必要性について、県の建築住宅課で話を聞きました。
平成26年度の調べでは、県の住宅総数の23パーセントが耐震性不充分とされています。
これを10パーセントまで減らして早期避難が図られることで南海トラフ地震の人的被害は、約4分の1に軽減できるとの試算があります。
昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅の耐震化を呼びかけています。
耐震基準改正以前の昭和51年に建築され、今年2月に耐震補強工事を行った宮崎市の住宅を訪ねました。
Q:何故補強工事を?
日本全国どこでも地震が起きるんだということが一つと、二つ目は、地震の予知はできない、難しいということ。
耐震診断を受けたところ、現在の耐震基準に満たない箇所は、2階の柱部分と診断されました。
工事をしたのはあの壁紙が少し違うところ、2ヶ所です。
耐震診断から設計、改修工事にかかった費用は合わせて約50万円。
そのうち約22万円を助成金で賄いました。
最低限だけれどそういう診断をしていただいて、補修したということで、気分的に安心したかなと思います。
住宅の耐震化は、生命、財産を守るための最大の備えです。
県では、各市町村と連携して旧基準で建築された木造住宅の耐震診断、設計、改修工事にかかる費用の一部を助成しています。
宮崎市の費用助成は、今年度は既に予定枠に達し受付を終了していますが、ほかの自治体については、お住まいの市町村にお問い合わせください。
地震から身を守るため、自宅の耐震性についても一度調べてみてはいかがでしょうか。